無気力系女子の日常譚【かくりよの宿飯】 (ページ46)

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無気力25 ページ46

ASIDE

「葵！！どう？今、どんな感じ？

　・・・って何しとるん？」

葵の元に行ったら、手鞠河童が海坊主と仲良くしてそれを葵が見ているという
なんとも混沌(カオス)なことになっていた。

葵「あのねAさん。
　チビがなにやら海坊主と仲良くなったみたいなの。」

チビ「海坊主しゃんはさみしかっただけでしゅ！」

「そうかそうか。
　海坊主よ。友が出来て嬉しいやろ？それで取引。
　チビが友になる代わりに厄災を戻してくる。どう？」

葵「Aさん！？」

チビ「Aしゃん！酷いでしゅ!」

まあ、こういわれるのも仕方ないか。
でも黄金童子はどんな手を使っても儀式を成功させることを願っている。

そして海坊主はゆっくりと首を縦にふった。

「ありがとう。じゃ、海へ行こうか。」

そして海坊主を連れて外に出た。
勿論、海坊主が厄災を戻すという噂を流して。

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「海坊主も寂しい思いをしとったんやよね。
　その気持ちわかるよ。」

海坊主は何か言いたげな雰囲気を出していた。

「洞窟に封印されていたとき、1人ぼっちで寂しかった。
　やからやよ。このAはこれからも海坊主の味方でいよう。
　忘れんといてや。やから行ってきて。」

そうして海坊主は厄災を戻し、海の彼方に消えていった。

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ボフン

「あ、戻った。」

姿が戻ったと同時に沢山の妖たちと葵がAに駆け寄ってきた。

銀次「A！！大丈夫でしたか？」

大旦那「A－－！！やっと再開できたねー！」

乱丸「Aよくやった。無理していないか？」

黄金童子「よくやったな。磯姫も冥界で喜んでいるだろう。」

葵「Aさん。すごいわ。」

なんか皆から褒められるって照れ臭いわ。
でも、なんかいい気分♪

「よっしゃーー！皆！宴会や！！」

「「おおーーー！！」」