3201.【あらしのライバル】 ページ1
［あらしside］
※あらしsideは
ひらがなで進んでいきます。
読みにくいと思いますが、イメージですので
ご了承下さい。
かずに 「潤のことを起こしてきて」って
たのまれて じゅんの へや。
「ウォンッ！ウォンッ！」
おきて！おきて！じゅん おきて！
潤「んん〜…うるせぇな…笑」
べっどの したで いっぱい ほえたら すこし
ふきげんそうな こえ。
それから てをのばして…
「ウォンッ！ウォンッ！」
ぼく！ここだよ！
ぼくのこと さがしてるのかと おもったのに…
ひょいって ぼくのかわりに てでたぐりよせて
つかまえたのは しろくまのぬいぐるみ。
べっどの したに おちてしまったのを さがして
いたみたい。
ぼくよりも…しろくまなの！？
「ウォンッ！ウォンッ！」
なんども よぶのに じゅんは しろくまを
ぎゅっと だきしめて うごかなくなった。
また ねてしまったみたい…
和「あれ？潤、起きなかった？笑」
「クゥーン…」
とぼとぼ…
かずの へやにもどったら かずは
まっさきに ぼくに てをのばして だいてくれる。
「クゥーン…」
じゅんにも だっこして もらいたかったのに…
和「ふふ…いいんだよ、あらし。潤くんはね、
お寝坊さんだから」
「クゥーン…」
かずは ぼくの あたまを なでながら「翔にぃ
じゃないと起こせないんだよ！笑」って。
おこせなかったことも かなしいけど、ぼくより
しろくまを だっこしたことが もっとかなしい。
ぼくは しらなかったんだ…
あのしろくまは まさきが じゅんに かってあげた
ぬいぐるみだってこと。
じゅんが すっごく だいじに してるってこと。
かずが みっきーを だいじに してることは
ちゃんと しってた。
みっきーが かずのことを たすけてくれることも
しってる。
じゅんにとっては しろくまが そういう そんざい
だったんだね。
ぼくは しらなかったから…
だから すっごく かなしくて さびしいきもちに
なって。
しろくまのことを やっつけてやろうと おもって。
そんなことしたら じゅんが かなしむのに…
ビシッ…
じゅんが みていない あいだに まえあしで
きっく！
ゲシッ…
うしろあしで きっく！
くちにくわえて ぶるん、ぶるんと ふりまわす。
しろくまは すごく ふわふわ。
きっと じゅんが だいじにしてるから…
「ウォンッ！」
ぼくより ふわふわ するな！！
いいにおい ずるいぞ！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4833人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：空
| 作成日時：2020年3月16日 21時
