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［潤side］
ここ数日、朝から我が家は
「ちょっとソファーでじっとしててよ。笑」って
ワチャワチャ。
和が「あっちいきたい」「そっちいきたい」って
移動したがるから。笑
和「トイレは〜？」
翔「寝起きでいったばっかりだろ？ちょっと
待てって。笑」
和「ジュース！ジュース取りたいっ！」
雅「持ってくから！」
和「やだっ！自分で選びたい！笑」
雅「このやろっ！」
和「きゃはっ！」
完全にね、構ってちゃん。
可愛いからいいんだけどね。
和「んふふ…ラッキー」
雅「もう…笑」
結局、雅にぃがおんぶしてあげて。
キッチンまでジュースを取りにきた。
翔「ずるいんだから。笑」
和「いいんだもーん！」
和は翔にぃに頭を小突かれても余裕の顔して笑って
「足が治らないんだもーん！」って。
兄貴達は、和が足を怪我したことによって、日常
生活する上で、不自由な思いをしてると思って
要望には極力応えてあげてる。
だから和は不自由な生活に不満は全くないと
思うんだよね。笑
思いっきり構ってもらえるし、抱っこもおんぶも
してもらえてるし。
和「あらしのとこ〜！」
智「ちょっと待って和」
和「やーだー…」
我儘放題、甘え放題。笑
［和side］
怪我をしてしまって、最初は不安だったし痛みも
あった。
だけど、みんなが優しくしてくれるの。
もちろん、いつも優しいんだけどそれ以上に。笑
この歳になると、おんぶとか抱っことかって
してもらう機会ないじゃん？
それがしてもらい放題。
スキンシップ大好きだから嬉しくって。
普段はなかなか言えないから尚更。
「あらしのとこ〜」
智「待って。笑」
『待って』と言われてもグダグダ騒げば誰かしら
きてくれる。
智「ほーら、おいで」
「やった〜」
今度は智にぃが背中を向けてくれた。
智にぃの背中は、翔にぃと雅にぃよりちょっとだけ
小さい。
でも俺からしたら頼もしい背中に変わりない。
「んふふ…あったかぁ〜い」
智「もう…笑。ちょっと待ってって言ったのに」
背中にスリスリってしたら感じる、優しい匂い。
大好きだなぁ…
有難いなぁ…
ほんと、この家の人たちは温かい。
なんてね。笑
「ウォンッ！」
「んふふ…早く散歩行きたいな〜」
だからやっぱり早く治さなきゃ！
翔「その為に朝ごはんはちゃんと食え！」
「むぅ…はぁ〜い」
翔にぃに上手いこと進められた。
でも、いいんだ。
それも愛情だって、ちゃんと知ってるから。
いい経験ができた。笑
END
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作者名：空
| 作成日時：2017年10月3日 22時
