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［翔にぃside］
マッサージが痛いのは
知ってた。笑
湯たんぽとさする程度の刺激で、安心させて
油断させてから本格的に開始ね。
智「…痛い、んん…」
「我慢。笑」
智「んっ…んん…やだ…」
しばらく我慢させて続けたけど限界は近いらしく。
「嫌だ」「痛い」を連呼して、足を動かして
体を捩り始めてしまう。
智「やーだ…」
「…笑」
終いには両手で俺の手を掴んできて…
涙目で首を振ってアピール。
やべぇ…負けそう。笑
「じゃあ、最後。あと10秒我慢」
智「やーだ…」
「やるの。笑」
口では「やだ」と言っているけど、手を横に
戻させても大人しくしているから10秒だけ
頑張ってもらう。
もちろん容赦無く力を込めるから、痛みに
悶えてるけど…笑
智「ん、んん…もう、終わり…」
「ん、いいよ。終わりね」
手を離した瞬間、ベッドの上で横向いて
小さく丸くなってしまった。
「出たくならない？」
智「ならないよ、ばか…」
「…笑」
八つ当たり。
布団を掛けてあげてから、座薬を用意する。
これで出てくれればいいけど…
「…智にぃ？座薬入れてから寝よう？」
智「んん…やだ…」
「放っておいても出ないから。ね、頑張ろ…？」
なかなか頷かないから、しつこく声を掛けたら
今度はコロン…と寝返りをうって背を向けられる。
意外と頑固だからね、この人。笑
まぁ、いいや…ちょうど背中側にスペースが
出来たから、俺もベッドの上に座って処置の
準備をする。
「ちょっとだけズボン下げさせてね…」
痛みで体に力が入っていて可哀想…
背中をさすったら「痛くしないで…」って
振り返って訴えてきて。
「座薬痛くないの知ってるでしょ…？笑」
可愛いから思わず頭を撫でてしまうけど。
「入れ終わるまで腰引かないでね？」
智「…んん」
腰を引いて逃げられると入れづらいから、左手で
軽く抑えたら、智にぃはその手を握ってくる。
「…大丈夫」
羞恥心よりも、痛みからの不安が大きくて
甘えたいのが伝わってきたから、俺も握り返す。
「すぐ終わるからね…」
先っぽを溶かして当ててしまえば、あっという間に
入ってくれる。
智「…っん…」
不快感からちょっとだけ唸ったけど、難なく
終わってホッとする。
これで出てくれたらいいけど…
「部屋でゆっくり休んでおいで？」
智「…ん」
手を引いて起こしたら「ありがと…」って。
「ん、お大事にね」
智「…ん。おやすみ…」
出るかなぁ…
あれ、絶対3、4日じゃないよ。笑
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作者名：空
| 作成日時：2017年6月14日 18時
