2124.【4】 ページ24
［和side］
やっぱりね、自分の
体を見ると落ち込むことがある…
傷だらけで…綺麗とは言えないもん。
でも、にぃ達の言葉でいつも前向きになれる。
今回も翔にぃの言葉で救われた。
だからこうして、楽しく卓球を楽しむことが
出来てるってわけ。笑
「きゃはっ！酔っ払い弱〜い」
智「酔っ払いじゃないよ〜」
潤「くはっ！」
「じゃあ、おじさ〜ん！笑」
俺と潤は同じチームで智にぃと翔にぃチームと
対戦中。
雅にぃは座ってビール飲んでる。笑
翔「ちょっと、そっち側とってよ〜」
智「えっ、俺〜？」
翔「…笑。あなた以外に誰がいるのよ？」
智「んふふ…」
対戦相手チームはコントやってるみたい。
普段から、ふわん…としてる智にぃが
さらにフワフワ。
風呂上がりにビールも飲んだしね。
さっきから空振りばっかりして「智くん！」って
翔にぃに叱られてる。
雅「交代！誰か俺と対戦して？」
「おれ！」
潤「じゃあ、俺も！」
「おじさん達は休んでていーよ」
智にぃの足元も、おぼつかなくなってきたし。笑
雅「とりゃ〜！」
和潤「わぁっ！」
雅にぃは運動神経いいんだけど力加減がね…
サーブから遥か遠くへ飛んでいった。笑
「もっかい！」
潤「俺のサーブからね〜」
ワチャワチャしてたら、あっという間に
時間が過ぎて…
翔「さてと…そろそろ部屋戻って寝るかね」
潤「智にぃ寝てるし。笑」
翔「あ、ほんとだ…智くん？起きて」
智「ん、んぅ…」
「じゃあ、俺もっ！」
マッサージチェアーに座ってウトウトしてるから
羨ましくなって、俺も隣へ。
にぃ達と潤の「片付けてこよう」とか「水買って
から部屋戻ろうかな」とか、そんな声を聞いてたら
心地よくて…
眠ってしまったみたい。
冗談のつもりで椅子に座ったんだけど…
翔「…よい、しょ」
気が付いたのは雅にぃの背中に移された時。
翔「後ろから支えてるから。いける？」
雅「ん、大丈夫」
嬉しくて堪らないから…
大好きな背中にムニューっとくっ付いて
甘えておく。
智「起きてんじゃん。笑」
雅「しがみ付いてんもんね。」
きゃはっ！バレた…笑
薄目で見たら、横を歩いていた潤が「翔にぃ」って
背中に引っ付くのが見えた。
さすがにおんぶはしてもらってないけど
ギューっとくっ付いて歩いてる。
これで平等だから、いいよね。笑
俺らはいつだって3人の兄ちゃん達に
守られてる。
空からは、お父さんとお母さんにもね。
幸せだ…
「ウォンッ！」
ぼくも！
END
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作者名：空
| 作成日時：2016年2月10日 18時
