1434.【4】 ページ34
［智にぃside］
家に帰って来てからも
二言目には「かず」って。笑
翔「痛いの我慢しなくていいんだよ？」
潤「へーき！和がいるもん！んふふ…」
翔「…笑」
翔も調子狂わせられまくり。笑
和潤「じゃあ、おやすみ〜」
仲良く並んでベッドに潜った双子。
和が少しだけ顔を曇らせたけど「頼むね」って
頭を撫でて部屋を出る。
今は潤に心配を掛けたくはないだろうから。
それにね、潤は疲れてるからあっという間に
眠りに堕ちると思うんだ。
俺の予想は見事に当たって…
数分後に『さすがに早いかな…笑』って
思いながらも、和の様子が気になったから
そっとドアを開けてみたら寝息が聞こえてきて。
「ねた…？」
和「ん…」
コクンと頷きながら手を伸ばしてくる和。
「んふふ…。なに？笑」
和「…ん。きて？」
可愛いから言わせたかったんだよ〜。
ってのは冗談で…笑
ベッドサイドにしゃがみ込んで手を包む。
「なに？」
和「…ゅん、…わいそう」
「ん、そうだね…」
和「かぜ、…らい」
「んふふ…」
事故を間近で見てしまってるから、何かしらの
ダメージはあるだろうね…って話してたんだ。
でも「風きらい」なら、何とかなりそう。笑
「潤はさ、ちょっと痛い思いしちゃって
可哀想だけど。でも、泣いてる？」
和「…んーん」
「だろ？和が傍にいてくれてさ、すぐに
駆け付けてくれて。嬉しかったんじゃない？」
和「ん…」
「治るまで甘えさせてやって？かなり甘えんぼ
さんになっちゃってるから…笑」
和「ん。」
「かずは、俺に甘えていいから。ね？笑」
和「…ん、…ふふ」
腕にくっ付いてきた可愛い奴をギュッと
抱き寄せる。
心配で不安になるだろうけど、和が居れば
大丈夫だって、俺らは確信してるよ？
だって、これだけの怪我をしてるのに
特別な痛み止めも服用しないで、この寝顔
だもん。
和から感じる安心感からでしょ。
「ほら、ここにいるから。目閉じて…？」
和「…ん」
「ふふ…おやすみ。」
和「…やすみ」
肩の辺りを軽くさすっていたら、すんなりと
寝付いてくれた。
和も疲れが溜まってたかな…
深く眠ったのを確認してリビングに戻る。
翔「寝れてる？」
「ん、ぐっすり…」
雅「よかった！じゃ、かんぱーい！！」
ふふ…
ここからは大人の楽しみだよね。笑
俺らは、明日からの潤の末っ子発揮に
あーでもない、こーでもないと様々な予想を
立てながらワチャワチャする。
末っ子らしく甘えていいよ？
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作者名：空
| 作成日時：2014年6月15日 16時
