同居人はＪ。 (ページ9)

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スタジオページ9

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タクシーで来た私、帰りもタクシー⁉

ま、令嬢だしタクシー慣れてるけどね。

いつもなら、緊張しないけど…

今日だけは、何か…何か緊張する。

「おはようございます」

挨拶して、自分のデスクにつく。

「おはよ、A。今日の仕事も頑張って‼」

「ありがと」

私の隣は、河野茉由。

VSの企画部として、一役を買ってる。

特にメールもなし、一先ずスタジオ覗いて…

直すとこ直さないと…

スタジオに入ると、誰かいた。

あの背格好…昨日、どこかで…

「あ、相葉さん？」

「おー、Aちゃーん…じゃなくて、大橋ちゃんおはよ♪」

「ふふっ…ADだからって、別に無理しなくていいんですよ？どーしたんですか？っていうか早いですね？相葉さんにしては…」

「それ、どーいう…」

「あ、大橋ちゃん…ガムテープどこにあるか分かる？」

そこに現れたのは、同期の橋本凌くん。

「いつものとこにないの？」

「ないから聞いてんだよ…ってか、相葉さんと知り合い？」

「ちょっとね？」

私は相葉さんにお辞儀して、凌くんにガムテープがある場所を教えた。

備品室に入ると、いきなり凌くんに壁ドンされてしまった。

「ちょっ…凌くん、どーしたの…んっ//」

「他の男と喋んなつったよね？次、喋ったら金取るぞ？」

そう…同期の橋本凌くんとは、付き合ってるの。

私が令嬢だから、押されて…