△十一話 ページ15
「それでぇ?」
正座している私とレオ先輩の前で仁王立ちをしている瀬名先輩。
怖いです。寝てもいいですか。
「……その後なずにゃん先輩が重そうな荷物運んでるのが見えたから、レオ先輩置いて手伝いに行きました。暇なのでっていう理由で」
「気づいたらAがいなくなっててー……どうしたんだっけ?あぁそうだ、セナ!妄想しろ!すぐに答えを求めるな!」
「王さまはAがいないから作曲してたわけねぇ……」
本当こいつらは……とため息をついている瀬名先輩。
ごめんなさい、プロデュースなんてなずにゃん先輩には叶わない。
「Aも気をつけなよねぇ〜、遅れたらセッちゃんがこうなること分かってるでしょ〜」
「凛月も味方してくれないのか……」
「わ、私もお菓子に釣られそうになることはよくあるので気持ちは分からなくもないですが……」
お菓子に釣られる御曹司ってなに。
私はお菓子じゃなくて可愛いものと睡魔だから。
……あれ、私もしかしたらお菓子にも釣られる……??
「スーちゃんと同じは嫌だ……」
「何ですか急に!よく分かりませんが酷いですっ!」
末っ子がまたギャーギャー騒ぎ出したので凛月の布団へお邪魔させてもらう。
私がレオ先輩を探している間ずっと入っていたと思われるこの布団はとても暖かい。
これは安眠できる……
「ちょっとぉ!?まだ説教終わってないんだけど!」
「セッちゃんうるさい〜俺とAは寝てていいじゃん。それが俺たちの義務なの……」
凛月と瀬名先輩が言い争いを始めたその時、ガチャと音を立てて扉が開いた。
「ただいま〜……ってあらぁ?」
「戻りましたー……って月永先輩とAちゃん戻ってきてたんだね」
女子二人(?)が戻ってきた。
タオルと飲み物を抱えているから、きっと教室に忘れたものを取りに行っていたのだろう。
というかあんずちゃん。布団に潜っていて髪の毛が少し出てるだけなのに戻ってきてるってよく気づいたね。
「飲み物も取ってきましたし、レッスン再開しましょう」
「あんずちゃん、レオ先輩見つけるのに疲れたので寝ます〜……」
「俺も〜」
「あらあら、凛月ちゃんは探していないじゃない」
「俺は作曲するー!」
自由奔放なKnightsのレッスンでした(完)
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とりっくorとりーと
全然まだ話数無いけど良ければ……
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べベンべエエェェ - この作品好き応援してる、だから頑張って (2022年1月16日 17時) (レス) @page14 id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
チョコトースト(プロフ) - 厚かましいのですが五奇人をば出してもらいたいな~なんて…_-)))チラッ (2017年10月4日 14時) (レス) id: e06a8be11d (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ミルク - リクエストします!trickstarも出してくれませんか? (2017年9月29日 1時) (レス) id: 4168600fc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:平餅 | 作成日時:2017年9月9日 23時