33話 ページ35
「バっ…」
何かを叫ぼうとした一護の肩を、恋次が掴む。
そして、彼らが口を開くより先に。
「_________しかし脅迫されて仕方なく、という場合もあります。そうそうに決めつけるのは、よくないかと」
視線を画面へと移せば、こちらを見据える総隊長。
皆も、驚きか何かで目を見開いている。
《…どういう意味じゃ?》
「例えば、我々の命を盾にとられて従わざるをえなかった…とか。藍染はかなり頭がキレると聞いています。これも奴の術中なら、井上織姫を裏切り者とするのが奴の考えかと」
本当はそれ以上の理由があると思うけど、それを今言うのは得策ではないな。
織姫を助けられなくなるだけだ。
《…おぬしの言うことも一理あるかもしれん。じゃが、どちらにせよ我々のとる行動は一つだけじゃ》
それでもなお何か言おうとする一護の肩を、恋次が引っ張った。
「止せ。これ以上喋っても、立場を悪くするだけだ。…お話はわかりました、山本総隊長。それではこれより、日番谷先遣隊が一、六番隊副隊長阿散井恋次、反逆の徒、井上織姫の目を覚まさせる為、虚圏へ向かいます!」
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K&T(プロフ) - (*´▽`人)アリガトウゴザイマス! (2017年2月28日 10時) (レス) id: 8b3fcbbfb9 (このIDを非表示/違反報告)
高杉0810(プロフ) - K&Tさん» すみません!面倒だったので変えないでいたんですが…意見があれば変えたいと思っていました!という訳で変えてみたので、ぜひ読んでみて下さい(。-_-。) (2017年2月26日 14時) (レス) id: e80160152e (このIDを非表示/違反報告)
K&T(プロフ) - 名前を変えたらどうですか? 皆、自分の名前で読みたいと思いますよ!何か、すみません! (2017年2月26日 12時) (レス) id: 8b3fcbbfb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜夜 | 作成日時:2017年2月8日 16時