10話 ページ12
「…大虚とまで手を組んだのか……何の為にだ」
空を見上げ、藍染を見据える浮竹隊長。
「高みを求めて」
「地に堕ちたか、藍染…!」
その言葉に、怒りを露わにしている。
だがそれは、最早無意味なようで。
「…傲りが過ぎるぞ、浮竹。最初から誰も、天に立ってなどいない。君も、僕も、神すらも」
…"神すらも"、ね。
確かに、神なんかいないな。
「だが、その耐え難い天の座の空白も終わる」
眼鏡を外し、前髪を掻きあげた藍染。
「これからは、私が天に立つ」
眼鏡の奥に隠れた、冷徹な目がよく見える。
それに、傲りが過ぎるのはどっちだ。
「さようなら、死神の諸君。そしてさようなら、旅禍の少年。人間にしては、君は実に面白かった」
その言葉と共に、藍染達はその裂けた空間________黒腟内へと姿を消した。
…暫く呆然としている皆。
だが、その空気も双極に駆け付けた四番隊により壊された。
そこからは、各々治療したり四番隊隊舎に運ばれたりした。
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K&T(プロフ) - (*´▽`人)アリガトウゴザイマス! (2017年2月28日 10時) (レス) id: 8b3fcbbfb9 (このIDを非表示/違反報告)
高杉0810(プロフ) - K&Tさん» すみません!面倒だったので変えないでいたんですが…意見があれば変えたいと思っていました!という訳で変えてみたので、ぜひ読んでみて下さい(。-_-。) (2017年2月26日 14時) (レス) id: e80160152e (このIDを非表示/違反報告)
K&T(プロフ) - 名前を変えたらどうですか? 皆、自分の名前で読みたいと思いますよ!何か、すみません! (2017年2月26日 12時) (レス) id: 8b3fcbbfb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜夜 | 作成日時:2017年2月8日 16時