-二郎と寂雷って珍しい組み合わせみたいな感じがする今日この頃- ページ38
貴)ごめん…おやすみ…。
年なのかほんと眠くて仕方がない。
いやぁね、まだ結婚もしてないのに更年期なんて。
弟の為なら俺も頑張ってオラオラするけど…。
二郎)仕方ねえな、兄ちゃん頭こっち。
どっち? あぁでも良い筋肉の付いたどこかに頭置かれてるの分かるわ、膝枕だね?←
今度制服の写真撮らなきゃ…なんて思いながら、俺は意識を手放した。
二郎)…兄ちゃんの肩の事分かったし、遅いからそろそろ帰った方が良いんじゃ…。
この神宮寺寂雷って人、妙にA兄ちゃんに絡んできて俺は嫌いだ。
でも兄ちゃんは、この人の事を尊敬していて、昔チームを組んでいたのも知っている。
兄ちゃんには優しくて、A兄ちゃんに対してはどうなのか分からない。
でも、兄ちゃんがこうして安心して寝ているって事は、悪い人ではないのかもしれない。
だとしても、俺の膝に頭乗せて丸まって眠ってる兄ちゃんを凝視しているこの人が俺は嫌いだ。
寂雷)もうそんな時間か。
そうだね、そろそろお暇するよ。
言われて気が付いたように時計を見て、そう言った。
言われなきゃいたのかもしれない、と言うか兄ちゃんも良く追い出さなかったな。(※弟を褒められたから追い出す気はなかった)
ソファから見送る訳にもいかず、動こうとすると兄ちゃんが「うんん…」と唸った。
二郎)兄ちゃん5分もしないから…。
俺がそう言いながら、ちょっと離れる。
後ろ髪をひかれつつも、寂雷さんを見送ってソファに戻った。
俺まだ制服のままなんだけどな…ついでに着替えてからにするか。
二郎)あ、でも兄ちゃんこのままにしとくのも心配だな…。
と言うのも、兄ちゃんの話によると、兄ちゃんはとても寂しがり屋で例えばさっきまでいた俺らがどこかへ行ってしまうと、不安になるそうだ。
自分が徘徊して周りを不安にさせてる自覚はないのにずるいよなーとか、兄ちゃんはぼやいていたし、確かに放っておけばどこかに行ってしまう可能性もある。(※外出禁止令が出てる事を忘れている次男)
二郎)…ま、いっか。
別に血と硝煙の匂いが付いてる訳じゃねえし、俺も少し寝るか。
すやすやと眠る兄ちゃんをみて、眠くなってきた俺はうとうとしていたが、ドアの開く音で意識が戻ってきた。
「ただいま戻りました」の声で、三郎が帰って来た事が分かった。
三郎)A兄、どちらにいらっしゃるんですか?
そう言いながらリビングに入ってきて、俺を見るなり渋い顔をした。
*−*
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紫音(プロフ) - ヤトさん» ありがとうございますw これからも頑張ります!! (2020年1月9日 3時) (レス) id: fe40c365c3 (このIDを非表示/違反報告)
ヤト - 続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2020年1月4日 22時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫音 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shionn/
作成日時:2019年11月18日 3時