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-この狭い世界(診察室)に170越えの人が6人もいるなんて、ある意味すごいな…。- ページ50

独歩)あ、私はこういうものでして…。


名刺を差し出されて、遠慮なく受け取った。
俺は渡す名刺なんてものは持ってない、全部情報源だからな。


貴)観音坂独歩…、珍しい苗字だな。
あ、年齢俺より上だ…すみませんw


にぱっと笑って言うと、独歩から小さく「天使…!!」って聞こえた、どうした独歩、落ち着け独歩。


それはそれとして、こっちの独歩の陰に隠れてる人は一体…???
こっちそんなに見ないでもらって良いですか?
あと、一郎達待合室なんだけど、ちょっと診察するなら診察室に俺の愛らしい弟たち呼んでも良いかな?


貴)こっちは?


寂雷の方を見上げる様にして聞くと、寂雷はクスクス笑いながら説明してくれる。


寂雷)彼は伊弉冉一二三君、新宿のホストをしているんだよ。
女性恐怖症でね。


貴)へー、わんわんのチームメンバー面白い人たちだねw
…伊弉冉さん、こんにちはw
えーっと、あーっと…俺一応男なんだけど、外見が中性的(女寄り)だから、分かんねーかな?
一応男っぽい恰好してきたと思ったんだけど…。


そうそう、俺は今日は男っぽい恰好をしてきたはず。


そんなに怖いか? まぁ、俺の手は白魚のように柔らかいらしいからな。


一二三)ほんとに、女じゃない…?


うわぁあ、美形の涙目って色気あるよね、可愛い。


俺の弟には負けるけど、この人弄り甲斐ありそー、弄っても良いタイプの人だ。


貴)んー、信用できないなら、脱ぐ?
っても、わんわんに見てもらうのにも上半身脱がなきゃいけないからだけど。


寂雷)じゃあ、一郎君達も呼ぼうか。


寂雷が出て行って、ちょっとすると3人の可愛い弟たちが入ってきた、うん可愛い。


一郎)すみません、先に呼んでもらっちゃって。


寂雷)構わないよ、他でもないA君を連れてきてくれたお礼だからね。


貴)んじゃあ、脱ぐよー?w


大所帯の中、俺は洋服を脱ぐ。


貴)わんわーん、肩痛いのw
こっちの銃創がある所に負荷がかかって傷めたみたいでねー?


一二三)あ、本当に男なんだ…よかったー!!←


うおっ、元気になった。


寂雷)うん、少し筋を傷めたみたいだね。
痛み止めと湿布を出しておくよ、数日様子を見てダメなようなら、色々方法を考えよう。
その前に…。


寂雷は、俺の顔まで目線を下げた。


寂雷)そのお腹と、肩と足の、銃創は一体だれの治療を受けたのか、いつ誰にやられたとか、話す義務があるよね?


貴)わんわん、目が笑ってないよ。


*−*−*−*


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作者名:紫音 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shionn/  
作成日時:2019年10月21日 1時

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