story30 ページ32
｢家までわざわざありがとうございました｣
｢本当に大丈夫か？｣
｢はい、もうあとは寝るだけなので｣
｢んじゃ、お大事にな｣
頭を下げ、2人は帰って行った
｢あー、しんど｣
玄関を閉め、そのまま扉に寄りかかる
頭は痛いし、いつぶりだろう、こんな風邪
｢早く寝なきゃ……｣
立ち上がろうとした瞬間、また視界が霞んだ
倒れる……！と思ったところ、必死に靴箱に手を置き、倒れることだけを避けた
手に当たった花瓶がパリンと割れる音が響く
｢あ、片付けないと……｣
近くに置いてある小さなちりとりセットでガラスを集めて、とりあえず靴箱の上にちりとりごと置いた
｢細かい掃除は後でやろ……｣
で、また掃除をするためにしゃがんだわけで
これはほぼ確実に立った瞬間、立ちくらみするやつじゃん……
どうしようかな……
でも、このままここにいたら意味ないし……
なんて考えていているときだった
ガチャっと扉の開く音が聞こえた
｢え？｣
｢何かが割れる音が聞こえたので……
上がらせてもらっても？｣
｢だ、大丈夫ですけど……｣
心配して引き返してきてくれたのか
突然来た幻太郎さんの姿に驚いた
『ふむ……
では、上がらせてもらいますね』
そう言うと、ふわっと浮いた体
｢……え？｣
｢あなた、見た目も細いですけど
本当に軽いですね……
ちゃんとご飯食べてます？｣
｢……一応｣
左馬刻さんと似たようなことを言われ、少し悲しくなりながら
暴れる元気もない私は、大人しく身を任せていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 975人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
snwsibt(プロフ) - マジそれなだよ！ (2019年4月5日 20時) (
レス) id: baec96b21b (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ぬぬぬさん» |ｮω･`)<ココはチャット禁止だから、そもそもおしゃべりはボードでやりましょうね (2019年3月21日 23時) (レス) id: c19a813748 (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ - うーんそう見えますかね…美咲さんはなんか前より固くなったなーと思いまして…何か気にさわること言いました？気にさわること言ってたらすみません！前っていつくらいからですかね…美咲さんが迷惑であるのならお話しやめますけど…お話し楽しいのに… (2018年7月29日 1時) (レス) id: 5836fff33f (このIDを非表示/違反報告)
山吹美咲(プロフ) - ぬぬぬさん» あの、前から気になっていたんですけど無理に会話続けようとしなくても大丈夫ですよ...？気を遣われている感じがするので、返事がしにくかったらスルーしていただいて大丈夫です (2018年7月28日 20時) (レス) id: 5095a9f0f0 (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ - 今日はカラオケ行ってきた！ヒプマイのうたたくさんあって、夢野さんの歌詞見て泣いてました！ (2018年7月28日 19時) (レス) id: 5836fff33f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
