かわいいけれど、運はないようで…… ページ9
近藤「総悟?話なら後でしてくれ。」
近藤に言われ、総悟はやっとAから離れ元の位置に戻った。
近藤「さっき決定したんだが、Aには、ここのサポート役として、家事関連のことをしてもらうことになった。なにか、異論があるやつはいるか?」
隊士達は、お互い顔を見合わせていたが、異論は特にないようであった。
かわいいは、正義である。
近藤「よし。異論はないようだから、決定するぞ!みんな、仲良くしてやってくれ。以上!解散!」
近藤が解散をかけると、隊士達はゾロゾロとまた各自の持ち場へと散っていった。
近藤「それじゃあA。お前はまず、屯所内、そして、この江戸の町を案内してもらえ。トシ……は忙しいよな。お、そういえばお前、今日は見回りの日だったな!ついでだ。頼めるか?」
今この広間にいる中で、近藤がAの案内を土方以外に頼むとなると、もう残っているのはただ1人しかいない。
そして、その人物は、今Aが1番この真選組内で接した時間が長く、1番警戒していた男だった。
「この沖田総悟、責任もって案内して来まさァ。」
Aの、終わった。と思った瞬間であった。
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作者名:*kuro* | 作成日時:2019年6月9日 23時