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恨むべきか恨まざるべきか ページ10

近藤「頼んだぞ!総悟!A、仕事は明日からしてもらうから、今日はしっかり案内してもらえよ!」


土方「総悟、変なこと教えんじゃねえぞ。おい、A、なにかあったらすぐに俺に言え、いいな。」



いや、もうありましたけど。
あなたの隣でさっき思い切りありましたけど。
少し距離があったとはいえ、なんで気づかなかったの。あなたの耳が悪いの。それとも、総悟さんのスキルなの。



そう訴えたかったが、この無表情では伝わらない。

鍛えようかな、表情筋。


総悟「ンなことしやせんよ死ね土方。
それじゃァ、行きやしょうか。A。」


Aは、顔を顰めそうになった。
さっきの耳元での言葉を思い出したからだ。
しかし、無表情のおかげで助かった。

やっぱり鍛えるのやめよう、表情筋。



いつの間にか、ちゃっかり手を繋がれていた。
なにか言おうかとも思ったが、今更もういいかと思い、されるがままにした。
そして、そのまま屯所の外へと足を踏み出したのだった。





























その様子を、濁った目で見つめる影がいるのにも気づかずに_______________。

もっと見たいから、→←かわいいけれど、運はないようで……



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作者名:*kuro* | 作成日時:2019年6月9日 23時

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