【ヒプマイ】黄金のタンテー様。【逆ハー】

lyric.５ ページ6

遠慮なくソファに座ると、ふかぁっ…と表面が少し沈んだ。


奥からAが、｢何がいー？お茶、紅茶、オレンジジュース。｣と聞いてくる。

てっきりお茶を選ぶかと思ったが、｢…オレンジジュース。｣という小さくぽそっと呟いた声を聞いて｢ぷっ｣と吹き出してしまった。

｢んだよ悪いか！｣と怒った声が聞こえて、｢いいや別に？｣と頑張って笑いをこらえる。

戸棚からコップを２つ取り出して、冷蔵庫の中のオレンジジュースを注ぐ。コップは小さなお盆に乗せて、二郎の所に持っていった。


｢はいどうぞ。｣とコップを机に置いて、お盆を机にコトっと乗せる。



｢それでね、二郎の事ちゃんと調べたいんだけど。二郎に差し支えなければ教えて欲しい。｣と話を切り出すと、いきなりﾊﾞｧｧｧﾝ!!と乱暴にドアが開いた。


｢げっ｣と2人でドアの方を見る。


そこにはシブヤディビジョンの強力チーム 飴村乱数、夢野幻太郎、有栖川帝統が居た。

飴村は相変わらず持ち前の可愛さでぷくぅっと頬をふくらませている。夢野は随分澄ました顔をしていて、有栖川は息を切らしていた。

｢オネーサンが探偵？！｣と少し怒りながらAに聞く乱数。

｢そうだよ｣と答えようとするが、今度は窓ガラスが割れた。

｢なんなんだよ…事務所壊さないでくれるかな…？｣と修理費を想像しながら窓ガラスを見ると、
これまた3人の男が｢テメェが探偵か！！｣と銀髪に聞かれた。


｢こいつどっかで見たことあるような…｣と3人の顔をまじまじと見ていると、ヨコハマディビジョンのMAD TRIGGER CREW だという事に気づく。

どうしてこうも人が揃うの…と呆れる。




その数分後、シンジュクディビジョンの麻天狼に連れられてイケブクロディビジョンのBuster brosも到着した。

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