lyric.25 ページ27
正直な事を言うと、別に物が粉々になって悲しいとかそういうのは全く無い。
むしろそろそろ模様替えしようと思っていたので、丁度いいくらいだ。
ただ、この部屋を開けるとAは片付けに追われることになる。
その片付けが嫌で開ける気が全くしなかった。
ドアノブを握って「…ん”んっ…」と悩む。
だが悩んだって仕方がない。
どうせいつかやらなければならないのだから。
「はぁ…」と正論を言うもう1人の自分に負けて、ガチャっとドアを開いた。
もわもわもわ…と開けたドアから煙がすごい勢いで出てくる。
げほっ…とさすがにAも咳き込みながら中に入った。
「わぁ跡形もなーい。」
一「多分これ簡単に作れる爆薬だ。臭いが知ってる爆薬に似てる。」
二「流石にぃちゃん!」
「始末というか…掃除に近いねこれ。」
独「というか…その…自分のものが無くなって寂しくないんですか…?学生だったら尚更…」
伊「確かに。どっぽの言う通りじゃね?」
「……気にしたことなかったかも。まぁ…そんなに…。あ、それでねそれでね。頼みたいことがあるのあんたらに。」
まるでその話ははぐらかすように終わらせて、違う話題に切り替える。
まだ微妙に残っている紙くずを拾い集めながら、Aは12人に告げた。
「家、泊めてくんない?」、と。
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レイ - とても面白いかったです。頑張ってください。 (2018年6月15日 20時) (レス) id: d336b49e8b (このIDを非表示/違反報告)
蒼綟(プロフ) - 初めまして!作品が好きで、いつも見ています!これからも頑張ってください!そして、もし意図的なものならすみません、8話?かな?12任という所は12人ですか…?意図的なものだったら、本当にすみません! (2018年5月31日 22時) (レス) id: 9722960a7f (このIDを非表示/違反報告)
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