lyric.２６ ページ28
その言葉に、｢家？｣と声を揃えて聞き返す。
隣の部屋からほうきを持ってきて 残りカスのような残骸を集めながら、｢そ、家。｣と人差し指をさしながら言う。
全く話が読めず、｢どーゆー事だよ。｣と帝統が聞き返した。
｢見ての通り私の部屋はボロボロ。客は通せても、私は寝れない。｣
左｢…ちょっと待ってそれだけの事で俺らを呼んだのか？｣
｢え？うん。ダメだった？なんなら今すぐ”会社に変な12人組がいるんです”って言っても構わないけど。｣
帝｢んだよそっちのソファで寝ればいいじゃねぇか。｣
乱｢帝統わかってないな〜！Aはこれでもオンナノコなんだよ？ソファでなんか寝かせらんないんでしょ！｣
帝｢俺いっつも公園のベンチだけど。｣
乱｢それは自分で自分の首絞めてるだけでしょっ☆
僕は別に構わないよー何なら今日はウチに泊まる？｣
｢ホント？｣
にこにこと飴を食べながら快く受け入れてくれる乱数。
だが一郎が｢ちょっ、ちょっと待て待て！ほら、うち兄弟多いし二郎もいるだろ？だったらウチ来いよ！｣と必死に割り込んできた。
不思議に思いながら、｢…？じゃあ明日は山田家に泊まろーかな…。｣と曖昧な答えを返す。
・
・
そう、山田一郎は知っている。
飴村乱数は、家に連れ込んだ女を絶対に逃しはしないことを。
そしてもう一つ、
自分から家に誘う時は結構 本気で相手を愛しているという事を。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 696人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ヒプノシスマイク」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイ - とても面白いかったです。頑張ってください。 (2018年6月15日 20時) (
レス) id: d336b49e8b (このIDを非表示/違反報告)
蒼綟(プロフ) - 初めまして！作品が好きで、いつも見ています！これからも頑張ってください！そして、もし意図的なものならすみません、8話？かな？12任という所は12人ですか…？意図的なものだったら、本当にすみません！ (2018年5月31日 22時) (レス) id: 9722960a7f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
