番外編2 ページ36
紙をコピーさせてもらい、スケジュールを開けた
当日、ちょっと新鮮な気持ちを抱えながら校門を通った
中学生にもなると、保護者の人数も少ない
私の時もそうだったなー……なんて思いながら三郎君の教室へと向かった
流石に中に入るのは気が引け、廊下から覗いてみる
三郎君は、私の姿に気づくと少し驚いた表情を浮かべた
私が手を振ると、小さく手を振り返してくれた
……なんていい子
終わったあと、三郎君はわざわざ廊下まで来てくれた
「本当に来てくださったんですね!」
「うん、約束したからね
いつもあんなにしっかりやってるの?」
「たまにですけど……」
と、頬をかきながら笑った
「山田が彼女連れてきたー!」
「えー、まじー!?」
三郎君のクラスメイトだと思われる子達が私たちを指さした
中学生ってなんでも恋愛に持ち込んでくるよなー……
そういえば、そうだったと1人年寄り臭く感じた
「おい、山田!
こんな年上を彼女にしてんのかよ!」
「いや、私は彼女じゃ……」
「うるさい、低脳が伝染るだろ」
ピシャリと言い放った三郎君
舌打ちをしてどこかに行った三郎君のクラスメイト
「す、すごいね、三郎君」
「すいません、Aさん
あんなこと言われてしまって……」
『一兄みたいにかっこいい人とだったら、言われても大丈夫だと思いますけど……』
と、本気で謝ってくるもんだから逆に罪悪感を感じる
「いやいや、むしろ私こそごめんね
来なかったら言われなかったのに……」
「僕はAさんが来てくれて嬉しかったです!!」
「え?」
「あ、あの、また……
次はどっか行きませんか!?」
必死に言ってくるもんだから、ちょっとキュンとする
「もちろん!」
三郎君とちょっと仲良しになった日だった
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山吹美咲(プロフ) - カマさんさん» わかりました!書かせていただきます! (2018年8月8日 18時) (レス) id: 5095a9f0f0 (このIDを非表示/違反報告)
カマさん(プロフ) - よろしくお願いします! (2018年8月8日 17時) (レス) id: 2ac66c2259 (このIDを非表示/違反報告)
カマさん(プロフ) - 全然大丈夫です!むしろありがとうございます! (2018年8月8日 17時) (レス) id: 2ac66c2259 (このIDを非表示/違反報告)
山吹美咲(プロフ) - カマさんさん» それでも大丈夫なら書かせていただきます! (2018年8月7日 7時) (レス) id: 5095a9f0f0 (このIDを非表示/違反報告)
山吹美咲(プロフ) - カマさんさん» 記載した通り、書きにくく感じるときがあるので(寂雷は特に口調の問題で...)文量が少ないかもしれませんが、大丈夫ですか? (2018年8月7日 7時) (レス) id: 5095a9f0f0 (このIDを非表示/違反報告)
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