原作知らないけど皆いい人だったのでとりあえず仲良くなりたい。

弐拾捌ノ刃 ページ29

不死川「恐れながらお館様。俺は反対です。最終選別を突破していない者の加入など鬼殺隊の士気を下げることにも繋がります。」




『うぐっ』






不死川さんの言葉、いちいち刺さる。




もっと優しく喋れないのかな？いや事実ではあるんだけど。









鬼殺隊もオーディションがあるんだ。
確かにそれは突破しないとダメだよね。




でも私に鬼を切る力なんて無いだろうし...









伊黒「不死川の意見に賛成です。ただでさえ隊士の質は下がってきている。それに加えこの様な奴に足を引っ張られば鬼殺隊だけでなく多くの損害が出るのは明白です。」









時透「...どうしたの？」




『.....』









ああ、駄目だ。

この性格、小学校の頃から変わってない。









『お館様！...あと伊黒さんと不死川さん！1週間時間をください』





不死川「アﾞァ？」



伊黒「その期間で何が出来るというのだ。」









そんなボロくそに言われたらやる気しか出てきませんよねぇ！！！！








『1週間後まで入隊が認められるほどの身体になってきます！1週間経っても使えないままだったら......ど、どっかで働きます！！』






産屋敷「...そうかい。そこまで言ってくれるなら私は何も言わないよ。1週間努力を続けてね。」






ああ...。お館様が応援してくださってる！


ならもう期待に応えるしかないよね！









不死川「自分の力を過信しすぎだァ。たった1週間で鬼と張り合える身体を作れると思ってんのかァ...！？」







それはそうだけど。頑張れば少しぐらいだったら.....。





で、でもやっぱり1週間じゃ難しいのかな









煉獄「何を言っている！その為に我ら柱を呼んだとお館様も仰っていただろう！」




宇髄「そうだな。俺がお前を派手に鍛えてやるぜ。」




甘露寺「わ、私にお手伝いできることがあればいつでも言ってね!!」






皆忙しいのに、私なんかの為に時間を割いてくれる。







『ありがとうございます！』






幸い、体を動かすのは苦手ではない。




絶対に強くなって、絶対に皆に恩返しをする！









産屋敷「お礼を言いたいのはこちらの方だよ。無理をしない程度に頑張ってね。」



『はい！頑張らせていただきます！』









ああ。絶対大変だろうけど、久しぶり体を動かせる！！



そして強い剣士になってみせる。明日から頑張るぞ！！

この小説の続きへ→←弐拾漆ノ刃

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す