13時間目 ページ15
身体の奥の変な感覚を不思議に思っていると
先生は手の動きを止めて、代わりに口を動かした。
「今日の補習はナシね」
そう控え目な笑顔を浮かべた先生の顔を見て
はっ、と大事な事に気付く。
「あのっ…、今日の授業の内容、教えて頂けたらなぁ…なんて」
そんなことを言いながら、
ぽかんと私を見る先生から目を逸らす。
今だ感じる先生の視線に
寝た私が悪いのは分かってます。
と返す様に口を結ぶと
先生は自分の椅子に座りながら
「教科書とノート出して」
と言った。
その声に先生の優しさを感じる。
それに私は頬を少し緩ませて
鞄の中から教科書とノートを手に取った。
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布団に入ったのは午後11時。
灯りを消して眼を瞑るけど
先生の手の感触が残っていて
何故か寝つけれなかった。
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透空(プロフ) - ミクさん» 本当ですか!?嬉しいです! (2020年7月15日 0時) (レス) id: 0ba7269771 (このIDを非表示/違反報告)
透空(プロフ) - 雪華さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2020年7月15日 0時) (レス) id: 0ba7269771 (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - キュン死する (2020年5月23日 15時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 読んでてすっごいキュンキュンしました!更新頑張って下さい! (2020年4月28日 13時) (レス) id: c2d0832e50 (このIDを非表示/違反報告)
透空(プロフ) - カルリさん» ありがとうございますっ。もっと素敵になれるよう頑張ります!笑 (2020年4月2日 14時) (レス) id: eb1312b7ac (このIDを非表示/違反報告)
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