3st Life ページ3
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ツバサ「お待たせー!」
私の家にやって来たのは幼稚園よりも前から一緒にいる幼なじみ、
藍倉ツバサ。
見慣れた茶色いろの髪に私は頬を緩ませた。
コハク「おはよー、ツバサ!」
そう言いツバサに抱きつく、ツバサも私に抱きつく。
私たちの両親はそれを温かい目で見ている。
コハク「ねぇ、パパ。ツバサと一緒に登校したいなぁ〜……いいでしょ?」
コハク父「勿論いいさ」
パパは私のお願いを断ったことがない。
ママも、ツバサの両親も同じ。
ツバサのとは正反対の黒いリムジンが家の前にも止まった。
コハク父「前田、入学式に間に合うようにしてくれればいいよ。頼めるか?」
前(執事)「かしこまりました」
ふっかふかのリムジンのソファに座る。
コハク「ツバサ、楽しみだね?」
ツバサ「うん!そうだね」
私たちの楽しみは、
普通の学校生活のことを言っているんじゃない。
パパもママもそう思ってるっぽいけど。
ツバサ父「そう言えば、最近はこの辺りが騒がしいですね」
コハク母「そうよね。少し心配だわ」
ツバサ母「大丈夫よ。ボディーガードだっているし、そう簡単には入れない家でしょ?」
コハク母「そうよね!」
ツバサと話していたらあっという間に高校についた。
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作者名:希空 | 作成日時:2018年10月7日 15時