Someday My Prince Will Come（15） (ページ1)

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「そろそろボーカルリハが終わるから、早く行かねぇ～と王子２人に怒られるな？」

って玲於くん。

「Aちゃんともっと話したいんだけど……」

って隼くんがグズったけど、玲於くんに引きずられて「またね！」ってエレベーターに乗り込んで行った。

タイミング良くタクシーも到着して、マンションに帰り着くと、涼太くんに帰って来たメール。

既読はつかなかったけど、無事にリハが始まったかな？って、無意識に微笑んでしまう。

一通りの家事をしてから仕事部屋へ入ると、今日新しく依頼された物を作っていく。

「A？」

肩を叩かれて我に返ると、絶賛苦笑中の涼太くん……。

「ねぇ……。何時間ここにいたの？」

もしかして、あのメールからずっと？って眉を寄せる。

『あのメールからじゃないよ？
洗たくして……ご飯の用意して……』

「それにしたって……。
今、何時かわかる？」

時計を見たら、良い子は寝る時間になってる…。