Story.7 ページ9
「ルミちゃん!」
ルミ「あっ、Aちゃん!なあ、いちごちゃん知らへん?」
「みてないよ。もしかしていないの?」
ルミ「部屋に戻ってけえへんのや。」
「樫野くんがなんか言ったの?」
ルミ「そうなんや…。樫野が『家に帰れ!』とか言ったんや。」
「そっか…。」
ルミ「あっ、そういえば実習でいちごちゃんのこと褒めてたけど、あれってどういう意味なん?」
「あれね。う〜ん、そのうちわかるよ。」
ルミ「えっ?」
「いちごちゃん、すごい才能を秘めてる。そのうち私も抜かれちゃうかも。あとはいちごちゃんの
努力次第って感じかな。」
ルミ「なんかようわからんな。それよりいちごちゃんのことどないする?探す?」
「多分、戻ってくるよ。もし、門限ギリギリになっても戻ってこなかったら、寮長さんに相談
しよ?」
ルミ「わかった。」
.
.
調理室行って練習しよ。
それよりもいちごちゃん、大丈夫かな?
ん?調理室からなんか声が聞こえるな。
あっ、いちごちゃんだ!
えっ、独り言?
「いちごちゃん、頭おかしくなっちゃった?」
ホイップ「いや、違うわ。A、よくみて?」
「あっ、スイーツスピリッツ!」
ホイップ「天野いちごにもスイーツスピリッツがついたのね。」
「今は邪魔しちゃいけないね。どうしようかな?」
ホイップ「高等部の調理室をかりたらどう?」
「そうだね。多分、麻里ちゃんがいると思うからかしてもらえるよね。」
いちごちゃんにもスイーツスピリッツか。
「ねえ、ホイップ。」
ホイップ「なに?」
「あのスピリッツの名前ってなんていうの?」
ホイップ「あれはバニラよ。」
「へぇ〜、バニラっていうんだ。バニラ、見る目あるね。」
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マナ(プロフ) - 質問いいですか? (2020年12月18日 10時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひーちゃん | 作成日時:2017年10月31日 14時