24.ムッツリ ページ24
ゴールデンウィーク。
新入社員の私たちにとって、初めての連休。
和也のご両親とお姉ちゃんは、
親戚のいる東北へ旅行に行っているらしくって。
和也は仕事もあるし、家に残ってる。
今日はどこかご飯に行くついでに泊りに来たら、
なんて言われている。
それって、やっぱり…そーゆー事だよね？
あ、そんなの当たり前？なのかな…？
そもそもこんなこと…//////。
もやもや考えてる私がコドモ過ぎるだけ…？
当たり前のことだけど、
和也は…オトナのオトコなんだよね…？
そりゃそーよね。もー22だし。
でも……。
いつの間に…ねぇ。
そんな…さ…//////。
うーん。
なんかやだな…。
一人置いていかれるような焦燥感と、
和也がオトナになるその時、居たであろう相手に、嫉妬してる自分がいる。
妄想の中で和也はベッドに腰掛けてて…
上半身は何も着ていなくってさ…
隣に座ったミニスカートの可愛い子…
和也がその子のカーディガンをそっと脱がしたりなんかして…
キャミソール一枚になったその子の首筋に…
ゆっくり顔を埋め…たりして……
ぎゃーーーーーーー！！！！！
だめだめ、ストップ！！！
やだ私！なに妄想してんの。
やだやだやだ。私のバカヤロウ。
…はぁ…//////。
悲しくなる妄想はやめよう。うん。
自分の妄想に嫉妬してどーすんの私。
どうせなら、私との妄想にしないと。
そうだよ。彼女は私なんだもん。
…………えっとぉ…
……ぎゃっ………//////。
私ってバカかな。
何考えてんのさ、もうっ…//////。
首をブンブン横に振る。
はぁーーーーーー。
私ってムッツリなのかな…//////。
もーやだ…//////。
こんなんで大丈夫かな……//////。
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作者名：みなもん
| 作成日時：2015年4月7日 0時
