二十九話 逃げられないよ ページ8
鎖骨や首周り、腹、脚、腕。
ありとあらゆる箇所に彼の印が刻み込まれていく。
月狂「ねーえ。これが好きなの?前はあんなに怖がってたのに。ひょっとして、前は隠してたの?」
身体中は痛い事を訴えている。
だけど頭がそれを受け入れてくれない。
月狂「可愛い…可愛い可愛い可愛い。114個も俺のって印が付いた。ふふっ。ふふふふふふっ。ほら、こっち向いて。目を合わせてよA。」
命令に従って彼の美しい顔を見た。
名前を呼ぼうとしたが、彼の口付けによってそれは遮られた。
噛み付く様な激しいキス。
酸素が欲しくて口を開けたけど、彼の舌が口内に侵入してきた。
二人の唾液は混ざりあって、やがてひとつになった。
月狂「愛してる…愛してる。愛してる。愛してる。そうやって君は俺の名前だけを呼べばいいよ。そうすれば何も心配する事なんて無いからね。」
"もう君は永遠に逃げられないんだよ?"
月狂「君がまた俺から離れようとしたらね、手足を切ってあげる。そしたら君は本当に俺無しじゃ生きていけなくなるのかな。」
「月狂。」
月狂「ねえ。君も早く壊れてよ。俺の所まで堕ちて、溺れて、狂ってよ。」
「月狂。」
月狂「また俺を嫌がったら、可笑しくなりそうな程に愛してあげる。絶対に逃げられないように、縛り付けてあげる。」
"そして二人で壊れ合うの。"
"それってとっても美しいと思わない?"
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日名無 りん(プロフ) - †天使系殿厨ちゃん(笑)†さん» わああー!お話考えるのクソヘタなので嬉しいです泣泣泣 ありがとうございます!!! (2019年10月12日 10時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
†天使系殿厨ちゃん(笑)† - あのー、まだ続くんですか…?嫌だーー。怖いよーー。…でも読んじゃう!!笑 だって内容が!内容が!(※大事な事なので2回言いました)面白過ぎるんですもん!! (2019年10月12日 0時) (レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - lkwistervenさん» そしたら月狂はシスコンヤンデレになっていたかもしれない…笑 (2019年8月20日 16時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - ていうか、私は月狂の妹になって手伝いたい← (2019年8月20日 15時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - これで何度めしょっぱなから読み直したか(1から) (2019年7月24日 16時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年5月12日 18時