三十話 狂って ページ9
彼の吐息が首すじに掛かる度、彼の指が私の背中をなぞる度、
私の身体は素直に反応してしまう。
月狂「何だか今日はとっても素直でいい子だね。本当に、どうしちゃったのかな？」
私の身体が動く度に鎖がジャラジャラと音をたてる。
月狂「俺に従順なAはとっても可愛い。今すぐ殺したくなっちゃう。」
「………………」
月狂「君の世界にはね、俺だけしかいらないんだよ。俺とA。二人だけでいいの。そうすればAは傷付かなくて済むんだよ。分かった？」
「………………」
月狂「はい、は？」
「…はい。」
月狂「ふふ、偉い偉い。」
小さな子供を宥めるように、撫でるように微笑する。
月狂「いっそAの全てが、俺にだけしか反応出来なくなればいいんだ。俺が少しでも離れちゃうと苦しくて苦しくて堪らないの。でももう君に外の世界は関係ないよね。」
唇を血で真っ赤にしながら
"君がよがり狂うのも時間の問題"
そう、笑みをぶら下げた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヤンデレ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
日名無 りん(プロフ) - †天使系殿厨ちゃん(笑)†さん» わああー！お話考えるのクソヘタなので嬉しいです泣泣泣 ありがとうございます！！！ (2019年10月12日 10時) (
レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
†天使系殿厨ちゃん(笑)† - あのー、まだ続くんですか…？嫌だーー。怖いよーー。…でも読んじゃう！！笑 だって内容が！内容が！(※大事な事なので2回言いました)面白過ぎるんですもん！！ (2019年10月12日 0時) (レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - lkwistervenさん» そしたら月狂はシスコンヤンデレになっていたかもしれない…笑 (2019年8月20日 16時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - ていうか、私は月狂の妹になって手伝いたい← (2019年8月20日 15時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - これで何度めしょっぱなから読み直したか(1から) (2019年7月24日 16時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：日名無 りん | 作成日時：2019年5月12日 18時
