ぞっこん３７ ページ38
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一郎side
建物の中は真っ暗で気配がない
2階へあがる
すると、上がって右の部屋にちいさな灯がついていた
一郎｢ここだな｣
左馬刻｢...入るぞ｣
顔を見合わせて中へ入っていく
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そこには赤く染まったベッドの上で泣いているAの姿があった
服は破られていて、杉崎はAに手を出しているところだった
銃兎｢警察です、動かないでください！｣
入間銃兎の声ではっと我に返る
杉崎が違法マイクを取り出すと、左馬刻達もマイクを取り出す
理鶯｢貴殿は少女を助けろ、ここは小官達でなんとかする！｣
すぐさま俺はAの元へ行って、抱きかかえ、部屋を出る
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一郎｢...Aｯ、ごめん、ごめんな。｣
俺はAに上着を着させて抱きしめる
Aはなにも言わない
ただただ、俺にしがみついてくる
『...怖かった』
Aの声を聞いてると、儚く消えてしまうんじゃないかって思って、存在を確認したくてより一層強く抱きしめる
一郎｢ダメな彼氏でごめん、守れなくてごめん。｣
そう言うと、Aは俺の顔を手でつつむ
『ううん、一郎さんは悪くないよ。こうやって助けに来てくれたヒーローなんだから』
Aはこんなにダメな俺を一瞬で幸せにしてくれた
一郎｢...キスしていいか？｣
そういうと、Aは俯いてしまう
『駄目だよ、私今すごく汚いの。汚れてるの。』
一郎｢汚くなんかない、綺麗だよ｣
『ダメ、でもキスはしたいから帰ってお風呂入ってからね？』
こんな状況でもAが可愛い
いや、可愛いという言葉じゃなく、愛おしいと言った方が正解だろうか
一郎｢いち早くお前を感じたいから、早く家に帰ろう？｣
『...一郎さん、恥ずかしいこと言うね』
後々、杉崎とその親は左馬刻にしばかれたと聞いた
俺も1発かましてやろうと思ったが、Aが悲しい顔をするのでやめた
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家に帰ると、泣き声がきこえた
これは三郎だな
一郎｢...帰ったぞー！｣
三郎｢...！いち兄ｯ！Aー！！｣
三郎の泣くところはあまり見ないから、それほどAが心配だったんだろう
『三郎くん泣いてるの？私は大丈夫だから泣かないで？』
三郎｢...ほんと？｣
三郎が俺とAの服をギュッてしてくる
二郎も泣きながらごめんと言って抱きついてくる
弟達は立派に育っていた
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夢花 (仮垢) - 「こちらの作品とリンク〜」ってのから先にこっちに飛んだんだけど、とにかく「読んでて微笑ましいなぁ」って思ってたwwwほんとにこんな彼氏欲しいのわかる！！wけどそんなこと言ってるから出来ないんすよねぇw (2019年1月17日 6時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ〜(プロフ) - れをさん» ありがとうございます！新作頑張ります...！ (2018年11月15日 23時) (レス) id: 50e31d932a (このIDを非表示/違反報告)
れを(プロフ) - 完結おめでとうございます。お疲れ様でした！この作品が作られて間もない頃から応援させてもらってました。一郎のイケメンさにいつもドキドキしながら読ませてもらってました、新作楽しみにしてます！素敵な作品ありがとうございました！ (2018年11月15日 23時) (レス) id: b3eb646daa (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ〜(プロフ) - パグロームさん» うわ〜！久しぶりにパソコンでやったら間違えてしまいました...！すぐ直します！ (2018年11月1日 21時) (レス) id: 50e31d932a (このIDを非表示/違反報告)
パグローム(プロフ) - ぞっこん39で「TDD」が「TTD」になってますよ！ (2018年11月1日 21時) (レス) id: e79e4d3a6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃ〜 x他2人 | 作成日時：2018年10月21日 13時
