【FAIRYTAIL】傷 (ページ7)

今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:940 hit

第6話　無理なものは無理ページ7

「やっぱ、ぼろいな」

「コラ、ナツ。
　なんてことを言っているんだ。ミニチュアハウスみたいで可愛いではないか」

「エルザさん、それもちょっと言い方が悪いですよ」

皆が帰ってきて3時間がたった今も賑わい様は変わらない。
昔のギルドみたいですごく懐かしい。

「A姉はナツ兄たちのとこ行かねえの？」

「う、うん。それはちょっと。
　私の〝こんな姿”見せられないよ」

「最初は驚かれるかもしんねえけど大丈夫だって」

「でも…」

そんなことをしていると
噂をすれば何とやらと私たちの方にナツたちがやってきた。

「お～Aじゃねえか！
　でっかくなったな！！」

「わ、私より小さかったのに、大きくなったねA」

「背もあたしぐらいになって！！抜かされそー」

「あ、あのさ、A姉はちょっとね

…ってA姉??!」

私は無我夢中でギルドの外を出た。
だってこんな姿なんて見せられる勇気がないんだよ。
ごめんなさい、ロメオ君！！