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第5話 おかえりなさい ページ6

「ただいま」

「ナ、ナ、ナ」


目の前にはあの7年前と姿が変わっていないナツたち。

これは夢か現実か。

でもこの流れてくる涙は本物で。

夢でもなんでもナツたちが帰ってきたんだ


「お前ら大丈夫か?」

「う、うん。ナツ兄こそ」

「オレは元気だぞ!!」

「コラ、火なんか吹かないの」


ロメオ君は目に穴が開くぐらい大きく見開いていて
ナツたちはそれをおかしそうに笑っていた。

ふと気がつくと、黄昏の鬼(トワイライトオウガ)の男の人たちはもう逃げ去ったようで
ギルドの雰囲気が和んだ気がする。

今まで笑顔すら見せなかったロメオ君が涙ぐみながらも微笑んでいる。
私もなぜかそれが嬉しくて少しだけ涙ぐんだ。


今まで皆が帰ってきたらどんな顔しようとか
どんな態度を取ればいいんだろうとか余計なことを考えていたのだけど
今になったらそれは無意味で。



おかえりなさい、皆。

第6話 無理なものは無理→←第4話 来たる人



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設定タグ:FAIRYTAIL , 魔法 , 杜山ひな子   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:杜山ひな子 | 作成日時:2015年4月2日 16時

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