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117話 須藤side ページ18

帰宅後、早速灰崎君からメールが届いた。

内容は黄瀬君のこと。

彼が私のことをどう思っているのか、まあ見なくても大体はわかる。

彼はきっと……私が嫌いだ。

そう予測しながらメールを読めば、大当たりで思わず笑ってしまう。

笑う場面ではないはずなのに、あまり期待をしていなかったからか特に驚くこともない。

だって私は彼にあんな顔をさせた女。

確かにあのときはただただ不思議で、ただただ紺野Aが憎かった。

それは今でも変わらないし、堕ちかけていた彼が正気に戻った理由も未だに不明。

それでも、彼は絶対に私を恨んでいると確信していた。

灰崎君が恋人ごっこで黄瀬君を釣ると言っていたけど、その言葉に最初から期待なんてしていない。

私が彼と親しくしているのは、情けないことに彼しか頼れる存在がいないからだ。

でも、彼であろうと私の優等生というイメージを崩すのは許さない。

だから恋人ごっこは部活中だけなの。

部活動限定で親しくすることで、部員たちに『灰崎に言われて仕方なく付き合ってる』と思わせる。

普段の私を知っている生徒であれば、私が特に理由もなく灰崎君のような不良とは付き合わないってわかってくれるはずだもの。

わかってくれなかったら……?

そんなの考えるだけ無駄。

だって答えは出ているもの。

一般生徒にまで変な目で見られるようならば、須藤グループの力を使って学校ごと潰してやる。

私を信じないということは、私の敵ってことでしょ?

だったら建物ごと一掃したほうが早いじゃない?

なーんて、そんなことにならないで欲しいのは私も一緒なの。

家の力を使ったら、家に迷惑がかかっちゃう。

だから……モブの皆は私を信じてね? ふふっ。


そんなことを思っても、建物ごと潰すなんて今までにないくらい大規模な潰し方に、少しだけワクワクしてしまう私がいた。

ああ、こっちからもメールを返信しなくちゃ。

『明日はダイキ』の部分に対してオッケーの返信を。


さて、お菓子でも作ろうかしら。

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月夜 黒輝(プロフ) - 新感覚で面白かったです!なんかアレですね、自分の方がいいのにっていう嫉妬なんですかね?可愛いと思えました!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2019年6月24日 21時) (レス) id: 7066949ba0 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 続きが楽しみです!更新頑張って下さい。応援しています! (2019年5月4日 2時) (レス) id: 72403510b8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 申し訳ありませんが、リクエストはご期待に沿える自信がないため受け付けておりません。コメントありがとうございました。 (2019年4月27日 13時) (レス) id: 2e9e872d87 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様の小説も書いて欲しいです (2019年4月27日 10時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 緋寄@紅鬼姫さん» こちらこそ、お読みいただきありがとうございます! (2019年3月11日 19時) (レス) id: 2e9e872d87 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年4月20日 17時

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