66話 文化祭21 ページ17
鈴村side
谷山「ふぅ…何とかまけたみたいだね。」
鈴村「…紀章。やっぱり戻ろう。」
谷山「え…?戻るってどこに?」
鈴村「生徒会室や。さっき入らへんかったやろ。何か人がおった気がすんねん。」
谷山「もしかして…Aちゃん!?」
鈴村「分からへんけど、とにかく行こう!」
谷山「うん!」 タッ。
何やこれ…。何か…胸騒ぎがする…。
一方その頃ーーー
生徒「きゃぁーー!!じゅんじゅん!!」
生徒「うぉぉーー!葵ちゃーーん!!」
ダダダッ。
福島「はぁはぁ。もう…走れませんっ。」
福山「葵!」
ピタ。
生徒「じゅんじゅーーん!!」
福山「うわっ!…くそ。ほら、手握って!行くぞ!」
グイッ。タッ。
福島「っ!?///」
福山「はぁーっ!もう追ってこないね。あー疲れた!」
福島「あ、あの、潤さん。」
福山「うん?何?」
福島「もうそろそろ手を離しても良いんじゃないでしょうか…?」
福山「んー、ヤダ。もうちょい繋がれててよ。」
福島「えっ…?」
ダダダッ。
谷山「この角を曲がれば生徒会室だよね!?」
鈴村「あぁ!」
「きゃあっ!!」
鈴村・谷山「!?」
谷山「今の声って…!」
鈴村「紀章、早く行くぞ!」
タッ。グッ。ガチッ。
鈴村「開かない!?鍵かかっとる。」
谷山「はぁっ!?」
ドンドンッ。
鈴村「Aちゃん!中におるんか!?」
谷山「Aちゃん!何かあったの!?」
すると中から声が聞こえてきた。
A「すっ、鈴村さん!?谷山さん!?」
鈴村・谷山「Aちゃん!?」
A「助け…んっ…!?」
ガンガンッ。
谷山「他に誰かいるのか!?」
くそ、あかない!…しかも
生徒「あー!二人ともいた!!」
タイミング悪すぎやろ…。
鈴村「っ…どうする、紀章。」
谷山「早くこのドアを開けないと…!」
ガンガンガンッ。
櫻井「おーい、皆!俺と潤と一緒に文化祭回らなーい?」
福山「そーそー!俺達と回ろーよ!」
生徒「えっ!?櫻井さんとじゅんじゅんと!?」
生徒「回るーー!!!」 ドドドッ。
鈴村「孝宏!」
谷山「潤!」
福山「さーて、頑張って走ってよ、メガネ。」
櫻井「はいはい。よし、行こう!」
ダッ。
ありがとな、二人とも…。
鈴村「さて、後は…。」
このドアを開けないと…!!
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嶺真 - ぎんスズさん» ありがとうございます!お互い頑張りましょう! (2017年4月4日 14時) (レス) id: 12d796b897 (このIDを非表示/違反報告)
ぎんスズ(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってくださいね♪ (2017年4月4日 0時) (レス) id: f2392c08f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嶺真 | 作成日時:2017年4月3日 16時