「悩みが無さそうって言われてもあるもんはあるんだよ!」 ページ8
Aside
こたちゃん達と別れ、千尋と二人で相談室に向けて歩いていた。
今日が最後の、進路の相談日。
普通は一人で呼ばれるんだけどね…。お前らは進路一緒だし良いかって言われたんだけど()
黛「はぁ…。」
貴方「ふふ、後輩が心配?」
黛「まぁな……。あんだけなつかれるとは思ってなかったが。
なんだかんだいって、アイツらは後輩なわけで。オレは支えてるつもりなんだけど」
貴方「うん。千尋がコート内でも支えてるの知ってるよ。
オレの代わりは誰がするんだろう、って心配なんでしょ?……あとは赤司の事とか」
千尋はなんだかんだ、後輩が大好きなんだ。というか、興味無い人には近づかないもんね
黛「……赤司がなぁ…。あのまま行って大丈夫なのかなって」
中学の頃から、みていたあの赤司は今はいない。千尋とみていたビデオの中の赤司は、もういない。
貴方「何かきっかけがあれば戻るのかな?」
黛「………勝負事?」
貴方「敗北、かな…?」
黛「………敗北なぁ。桐皇の青峰が本気出せばこっち負けるのか?」
貴方「どうだろう。赤司のエンペラーアイに対応できるか、だよね。」
黛「………ま、考えても仕方ねぇか。とりあえず担任がキレる前に行こう」
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「で、判定だが、お前らは二人ともA判定。この調子で行けば合格出来るだろう。
ギリギリって訳じゃないから勉強も大丈夫だと思うぞ」
貴方「……うわ、また千尋に負けた」
黛「あっぶな、二点差…。」
貴方「うわ〜日本語間違えた………」
黛「お前どんな間違いしてんだよwwwwwwww」
「お前らだけだぞ?そんな試験前に爆笑してられるの」
貴方「正太も神妙な面持ちですか?」
「あぁ。学力とかの不安は全く無いらしいがな。多分、お前ら二人は進路が一緒だけど一人だけ違うからじゃないか?寂しいんだろ」
黛「さっきまでのオレたちじゃんww」
貴方「だねぇwwww正太あとでいじってあげよー」
「ほどほどにしてやれよ…。で、お前ら最後まで残るんだろ?大会」
貴方「はい。マネージャーは引退しても良かったんですけど、やっぱ楽しかったので」
黛「オレはインハイのスタメンだったから必然的に……?」
「ま、頑張れよ。なんか部活と受験以外にも溜めてるみたいだからな」
「「!!」」
「次、速水呼んでくれ」
黛「……先生やばくね?」
貴方「思った。アレは久しぶりの感覚だ……。なに、先生になるにはサトリにならないといけないの??」
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作者名:ハク | 作成日時:2020年4月5日 14時