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「やっぱり異常だろ、洛山」 ページ36

宮地side


Aが言ってた通り、キャプテンは赤司征十郎…。
そしてプライドが高いであろう無冠の五将もそれに納得してる。

高尾「なんか強いトコだしもっとギスギスしてんのかと思ったけど……なんつーか、思ったより普通っすねー」

大坪「……」
宮地「何言ってんだ焼くぞ」
高尾「いてっ!!」


宮地「むしろ異常だろ。
四番って事はアイツキャプテンだろ。今年入ったばっかの一年が。どんな凄いヤツでもありえねーぞ普通そんなん。

しかももっとありえねーのは、その事についてベンチ含めチーム全体に不満が全く感じらんねぇ。実力は認めてるし応援もする
………けど上級生で一年にレギュラーとられて悔しくない奴なんていねーんだよ普通は」


木村「しかも『無冠の五将』もだぜ。それぞれが一癖も二癖もあってプライドも高い。
そいつらも全員揃いも揃って受け入れてる。知ってるヤツから見たら違和感バリバリだ。

少なくとも、あんな普通に人を従える人間を普通とは言わねーよ」


そう説明すると高尾は固まった。………言わない方が良かったか…??

チラッと洛山のベンチを盗み見れば、いつものラインメンバーは"試合の顔"になっていて。


大坪「…そういえば、ハーフタイムとかは別だが試合中は敬語使ってるって二人が言ってたよな」
宮地「あー……。監督の代わりに指示するとき以外は敬語って言ってたな」
木村「ハーフタイムはバリバリ赤司甘やかしてるって言ってたがな………」


つーかそれよりも……
宮地「黛どこだよ!?」
大坪「それなんだ…。さっきから探してるんだが居ないんだ」

本当に影薄いんだな…。送られてくるムービーとかでは認識できんのに。
絶対影の薄さ調整してんだろアイツ。

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作者名:ハク | 作成日時:2020年4月5日 14時

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