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「お姉ちゃんとして」 ページ23

Aside


試合が終わった。と同時に、電話が鳴り響く

今吉「Aのか?」
貴方「おん、ちょっと失礼するなー」

画面を見れば"赤司"の文字が。理事長潰す準備が整ったんか?


貴方「もしもし。」
赤司「Aか?試合はどうなった。」
貴方「誠凛と秀徳の勝ちやで。」
赤司「やはりか……。それと、報告がある。遅くなってすまないね」

"霧崎第一の理事長を潰したよ"

貴方「………ホンマなん、それ…?」
赤司「あぁ。弟さんに言ってあげてくれ。それと二人は明日の練習は休み。そばに居てあげて」

お礼を言って、電話を切る。
理事長を潰した。その事実だけが頭に残って

今吉「……ほら、二人とも控え室行ってやったらどうや?」
貴方「………行ってくる!千尋、行くよ」


ちょっとだけ遅かったけど。それでも、真の高校最後の試合は本気で出来るよ…!!


────
───────


霧崎第一の控え室に来た。入って、真連れ出して誠凛の所に行って……することは色々とある。


───コンコン

貴方「失礼します。真くんに用事があってきました」

瀬戸「……今は取り込み中だ。何の用事か知らないが───」
黛「真、嬉しいお知らせがあるぞ」

急に聞こえた声にビックリしたのかシーンとした控え室。

花宮「千尋さんも姉貴も、なんで……」
貴方「ずっと観てたよー。辛かったよね、真。でももう大丈夫だよ。……理事長は潰したから。」

すると目を見開く霧崎第一の部員達。

古橋「潰したって……」
貴方「私の弟ここまで苦しめたんやでー?後輩にも協力してもろて社会的に潰したったわ」

黛「と言うわけで、お前らは晴れて普通のプレーが出来るわけだ。
真、謝りに行くぞ。お前にとっては謝り足りないんだろうけど……」

真は軽く頷いたあと、皆に指示を飛ばしていく。

花宮「……今日は現地解散とします。各自ストレッチを確りして、忘れ物のないように!
明日も練習はありますが、あまり無理はしないように。解散!」

貴方「………行こうか。」
黛「アイツらが煩かったらオレが止めるから、無駄にツンデレ発揮すんなよ」
花宮「んなことした覚えねーよ!!」

「人の話聞けやクソガキ」→←「先輩の友達になれるって相当だと思う」



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作者名:ハク | 作成日時:2020年4月5日 14時

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