来世でお会いしましょう

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『……』



痛む体を引きずって、教室に戻ればくすくすと笑う声がする。
仲の良かった友達も、にやにやしながらこちらを見ている。
信じてたのにな



自分の机には、カッターで大きく



ブラコンブスキモイ



学校来なくていいよ



気持ち悪い




カッター文字は消えないんだよ。
また怒られる



ぼーっと机を見ていると、教卓側の扉が開く音がする。




「ほらー、席つけー授業始まるぞー……って、おい一ノ瀬！お前学校の物になに傷つけてんだ！！」




机の落書きを見た瞬間、鬼のような形相でこちらに来た。
そのまま手を上げる



あ、くる




『ぅ"、く"……』



ばしっと大きな音と共に頬に鋭い痛みが走る。
じわじわとそこが熱くなっていく


そんな私を無視して教師は怒鳴りつける




「クズがなに学校のものに傷つけてんだ！！お前みたいなのが学校にくると迷惑なんだよ！！身の程知らずが！！！」




どんっと突き飛ばされて床に尻餅をつく
また怒られた。
ごめんなさい、私が何もできないクズだから。




怒らないで、叩かないでよ。

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