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ーー銀時sideーー

万事屋に依頼人を招き入れ、座らせ、新八がお茶を出す

銀「家族を殺した男っていうのは…」



年は14歳くらいだろうか。
まだ子供だ。
それが、家族の仇を探して欲しいとは


迫田さんはゆっくり口を開き、ポツポツと話し始めた。



迫「…私はここよりずっと東にある人里離れた村に住んでいました。
病気の母と、姉と3人でです。
父は私が幼い頃に亡くなりました。
でもそれは全然気にしていません。

裕福ではありませんでしたが、3人で協力して幸せな生活を送っていました。」




そこまで話すとお茶をズズっとすする



迫「しかし、2年前のことです。
ある日街で買い物をして家に帰ると、家が燃えていました。」

新「放火ですか…」

迫「そうです。
母と姉を何度も刺し殺して、その証拠を隠滅するために燃やしたんだと思います。」



涙が1粒お茶の中へ落ちる



迫「周りには家がなく、気付く人もいませんでした。
それで消すのがかなり遅れて、やっと消し終えた時には母と姉は誰だか分からないくらいに…」



膝で握りしめていた湯呑みを置き、涙を拭った



神「…なんで犯人が男って分かるアルか?」


迫「私が家に帰った時、私の家をずっと眺めていた男がいました。
私を見てすぐ逃げたのでその人に違いありません!
そして今もまだ犯人は捕まっていません。」



涙目で、だがこちらをしっかり捉えて言う



迫「万事屋さん、力を貸してくださいませんか?
その男が江戸にいるという噂を聞いて、ここまで来たんです!」




俺はなにか違和感を覚えたが、何故かわからず頭をかく




神「もちろんヨ!!」

新「その犯人を見つけて警察に突き出しましょう!!!ね、銀さんっ!!」

銀「…あ、ああ」



すると迫田さんはパッと笑顔になり、ありがとうございます!と感謝の言葉を述べる。



銀「で、迫田さん…
男の顔は覚えているのか?」

迫「すみません、男の顔自体はよく見えなかったんです。
でも特徴は分かります」

新「じゃあその特徴を元に、探しましょう!」

迫「その男は長い銀色の髪で…そうそう、万事屋さんの色よりは灰色に近かったと思います。
それで目の色が金色でした。」






銀髪ロングの、金色の目…





神「金色の目アルか!珍しいからきっとすぐ見つかるアル!!」


新「金色の目の銀髪…」



そのふたつを持ち合わせた男に心当たりがある俺と新八は固まる









それって、もしかして








A…?

92 色→←90 女



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そこはかとなく(プロフ) - 梍鵺さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2020年2月2日 19時) (レス) id: 650875736d (このIDを非表示/違反報告)
梍鵺(プロフ) - 夢主かわゆす……応援してます!更新、楽しみに待ってます! (2019年10月11日 14時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!がんばります(笑) (2019年6月9日 14時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)
暁月楓 - ゆっくり待ってます〜!楽しみぃ〜! (2019年5月25日 16時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!!頑張ります(><) (2019年5月21日 17時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そこはかとなく | 作成日時:2019年2月23日 0時

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