102 斡 ページ15
ーー銀時sideーー
あの後、叶らが追ってくることは無かった
まあ元々俺らは要らなかったわけだし、叶のいう“城”ってやつが物凄く分かりにくいところに建ってたとしたら、追いかけて来たとしても見つからないと考えているのだろう
あの時、Aの考えてる事も、声は聞こえないのに口パクだけでなんて言ったのかも理解出来た自分を少し恨んだ
でもあそこでAを連れて海に飛び込んだとしても、それで逃げきれたとしても、きっとお前は俺らから離れていくから。
万事屋もバレてるしな。
とりあえず新八の足の怪我の応急処置をして、その“城”ってやつを探し出す。
新八と神楽は置いていこう
追いかけてもきっとAに怒られるのに、そこにさらに神楽と新八を連れていったもんなら、きっとしばらくガン無視されるし←
銀「よし、じゃあ神楽、新八」
神「うし!A探しに行くネ!」
新「すぐに!!」
銀「違ぇよ!!お前らは留守番!!!」
神「ええ!?何でアルか!?」
新「怪我なら大した事ありません!!」
銀「お前ら連れていったら俺が怒られるだろうが!」
いやだよ俺無視されんの!!
アイツガン無視上手いから!
本当に俺ここに存在してるのかなってレベルで上手いからめちゃくちゃ傷付くんだよ!!
新「どうせAさん追いかけたことでも怒られるんでしょ?」
神「なら1回怒られるも2回怒られるも変わらんアル。」
銀「変わりますッ!!俺のメンタルが潰れますゥゥウ!!!」
はあ、と溜息をつく
コイツら頑固だからな…
誰に似たんだか
銀「お前ら、アイツが俺らを逃がした意味分かってんのか?」
神/新「「 、、、」」
二人の拳は固く握られている
神「…私達はAと出会ったばっかで、まだ何も知らないけど、Aが私達のために少しでも辛い、痛い思いをするのは嫌アル。」
続いて新八も口を開く
新「Aさんは僕らを守らなきゃいけない存在として見てるけど、僕らはAさんに守ってもらいたいわけじゃないんです」
銀「…」
新「支え合える存在になりたいんです」
強い眼差しが俺を見据える
神「私達も連れてってヨ」
新「僕達も連れてってください」
…まあ、数日無視されるくらい、Aがまた万事屋で笑ってるの見れるなら安いモンか
銀「…まあ、じゃあ行くか
Aを取り返しに」
すまんA
神/新「「 ハイ!! 」」
68人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そこはかとなく(プロフ) - 梍鵺さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2020年2月2日 19時) (レス) id: 650875736d (このIDを非表示/違反報告)
梍鵺(プロフ) - 夢主かわゆす……応援してます!更新、楽しみに待ってます! (2019年10月11日 14時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!がんばります(笑) (2019年6月9日 14時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)
暁月楓 - ゆっくり待ってます〜!楽しみぃ〜! (2019年5月25日 16時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!!頑張ります(><) (2019年5月21日 17時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:そこはかとなく | 作成日時:2019年2月23日 0時