万事屋の坂田くんは狼少年を愛しすぎている(参)

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コイツらがお人好しすぎて、





馬鹿みたいに真っ直ぐで、






初めて人を殺して以来何年も流してない涙が溢れた



こんな事、言っても私の罪は消えない



許されないのは分かってる。

こんな事を言ったら叶様に嫌われるって分かってる。




でも、本当は…

人を殺すのはまるで自分が死んでいくように冷たく、痛かった。

人を騙すのもいつも声が震えて苦しかった。


辛かった。ずっと。




でも叶様が褒めてくれるから…

叶様以外、私には必要なかったはずだった




でも、人と出会って、いい人も悪い人も自分の感情を無視して殺していけばいくほど、叶様からの“愛”は偽りだと分かった


それでも、私は今まで信じて愛してきたあの人を愛し続けることしか知らなくて…

散々人を殺してきて、ろくな死に方しないって分かってるけど
それでもいつか、幸せになれるって…



都合がいい女でも、あの人の傍にいられるならそれでいいって…




そう自分に言い聞かせてきた




わたしは人を殺した


それも何人も





もう真っ当な人間にはなれないかもしれない





だけど、もしこの人たちの友達として横に並べるなら…


もし、そうならわたしは…



あの人を、偽りの愛を、裏切ることになっても…







茨「…神楽ちゃん、新八さん…」








神楽ちゃん達を殺せと言われてもうしばらく経った。

そろそろ“時間切れ”。




あの人のことなら誰よりも見て、焦がれてきた






叶様なら、きっと…





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