私はお姉ちゃんじゃないです!!【衣更真緒】

☆22☆ ページ24

feat.A


お姉ちゃんのお友だち(愉快な仲間たち)……もとい、Trick Starの皆さんが私のバカデカイお家で夏合宿。




私は快くOKした。
何でかって？


そりぁ…衣更先輩…いるし…。



って、これ下心!?違う違う!!

ただ単に面白そうとか思っただけだから!!




『はぁ…。』



私の部屋のお隣さんはまさかの衣更先輩。


地道に緊張しちゃって眠れないのです。

※夜です



『あぅ…お姉ちゃんの部屋……いこっかな…』


う、私ってシスコン…？




『はぁ…』


やば、幸せ逃げる…。



「スゲーため息の量。お疲れさん、A。」


『おわっ、衣更先輩!?』


「シーッ!!皆が起きるだろ。」


『んん!?……ん�・……。…………(苦しい)』


あのですね、手で口を塞がれると息しずらいの…。


『んぐ…ん…ぅ…』


「……おっと、ごめん。」

『ﾌﾟｧ…いえ…大丈夫です…』


あぅードキドキした。

心臓…煩い…これじゃ先輩に聞こえちゃうよ…。


なんて、少女漫画の名台詞を心の中で呟いてみたり…。



「おーい、A？」


『あ、はい…？』


「眠いのか？顔、赤いけど。」


『あああ、そうです!!眠いんです!!おやすみなさい、先輩!!』


((ﾊﾞﾀﾝ


うまくいかない。



目を見て話したくても

もう少し一緒にいたくても


ドキドキが増しちゃって



上手くいかないのが




『恋…なのかな…？』




心臓がキュウって締め付けられる。



『先輩…好きです…。』


届いたらいいのにね？

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