☆ ページ15
翌朝早く。
<ぱたん>
フィリップ「"たこ焼き"の全てを閲覧し終えた。検索をはじめよう」
翔太郎「ああ。それじゃ、地球の本棚に入ってくれ」
フィリップ「了解した」
フィリップくんが左手で本を持ち、目を閉じて両手を広げ、地球の本棚に入った。
亜樹子「あっ…あ〜…」
翔太郎「しっ」
翔太郎が唇に人差し指をあてて亜樹ちゃんに静かにしろ、と示す。
フィリップ「メモリの正体は、"マグマ"。知りたい項目は、"場所"。…翔太郎、キーワードは?」
翔太郎「まず、1つ目。"戸川陽介"」
フィリップ「一気に減った」
少し驚いた声で言うフィリップくん。
翔太郎「人名だからな。2つ目だ。"WIND SCALE"」
戸川さんの勤めてた会社ね。
翔太郎「そして最後に今から言うやつを入れてみてくれ。"WS-09K-097T"」
翔太郎が写真を見ながら読みあげる。
フィリップ「…しぼれた。タグの商品番号を入れるとは、いい思いつきだね」
フィリップくんが目を開けて言った。
翔太郎「だろ?」
翔太郎はドヤ顔。
フィリップ「これは、一部の店舗での限定販売されている商品のタグだ。この商品が売られている店で、まだ襲撃されていないのは…」
ぱらぱらと本のページをめくる。
フィリップ「…風谷支店だ」
翔太郎「よし、ナイスだフィリップ。それじゃ、行ってくるわ」
ガレージを出かけた翔太郎が立ち止まり、私を見て言った。
翔太郎「A。今度こそ頼むぜ」
A「はーい。いってらっしゃい」
翔太郎「おう」
翔太郎が風谷支店へ向かった。
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