地球(ほし)の本棚と光の計算機

☆ ページ13

〜No Side〜

ここは、園咲邸。

次女の若菜がドレスの裾を持ち上げ、大慌てで屋敷の階段を登っていた。

広間では、父・琉兵衛と姉の冴子が食事をしながら談笑していた。

若菜が広間に足を踏み入れる。

冴子「遅刻者はクビよ、若菜。私の会社ならね」

振り返りもせずに冷ややかな声で言い放つ冴子。

若菜「…」

若菜が顔をしかめ、舌打ちする。

…が、すぐに穏やかな表情に戻ると言った。

若菜「だって渋滞だったんですのよ？久しぶりの晩餐会の日に…本当に腹立たしかったわ」

言いながら、自分の席につく。

琉兵衛「ハッハッハ…ビルが溶け、人が死ぬ…この街ではよくあることだよ。まあ、我々の仕事のせいだがね」

琉兵衛は飼い猫のミックに餌を与えながら言う。

若菜「あれはマグマのメモリでしょう？一体、誰があんなものを…？」

琉兵衛「最近、とても販売業績のいい若手がいるとか…」

言いながら冴子を見る琉兵衛。

冴子「…お父様？」

冴子が立ち上がる。

＜Taboo＞

ガイアメモリを、腰に装着したドライバーに刺す。

冴子「…私、結婚したい相手が見つかったの」

タブードーパントになった冴子が言う。

驚きの表情を浮かべる若菜。

琉兵衛は機嫌よく笑った…


〜〜〜〜〜〜〜
…ふぅ。w
…さて、こないだ丈幼の方でも書きましたが新作アンケです苦笑
ご協力よろしくお願いします^ ^

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