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<ガチャ>
ガレージで検索しているフィリップくんを見守りながら紅茶を飲んでいると、誰かが事務所に帰ってきた。
亜樹子「あ〜もう!ほんっとムカつく!絶対に立ち退かせてやるんだから!」
翔太郎の態度に腹を立てたらしい亜樹ちゃんだった。
勝手に片付けてるみたいだけど…
…とりあえずガレージにいよう。
そう思ったら
<ガチャ>
A「あ、亜樹ちゃん。お帰り」
亜樹子「ただいま。…その子は?何してるの?」
亜樹ちゃんがフィリップくんを指す。
A「フィリップくん」
声をかけると、ホワイトボードに書く手を休めずに言った。
フィリップ「鳴海亜樹子、20歳。君については全て閲覧し終えたよ。全く興味がわかないね。早く大阪とかいう街に帰ったらどうだい?」
亜樹子「大阪とかいう街って…知らないの?少なくとも風都よりは有名だと思うけど?…たこ焼きとか」
その言葉にフィリップくんが反応した。
それから少しして。
<ガチャ>
再びガレージのドアが開いた。
亜樹子「ねぇ、なんなのこの子?!私聞いてない!」
亜樹ちゃんが翔太郎に向かって叫ぶ。
翔太郎「…え、ちょ、おい!何してくれてんだ!こいつ、1回検索始めたらてんで動かねぇんだよ!」
フィリップ「やあ、翔太郎。彼女は素晴らしいね、新しい検索体験だ!ゾクゾクするねぇ。君は知らないだろう?この"たこ焼き"という食べ物を!」
すごく笑顔のフィリップくんを見ながら翔太郎が溜息をついた。
翔太郎「A…お前も止めろよ…」
A「止めれたら苦労しないから…」
…フィリップくんの検索、いつ終わるんだろ。
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彩 - メラメラじゃなくてぞくぞくするねぇですよ (2016年9月10日 7時) (レス) id: 0bb2487d1d (このIDを非表示/違反報告)
ひな★(プロフ) - 悪魔たん × みるくてぃ ~さん» ありがとうございます(微笑)た、確かにいないですよね…(笑) (2015年7月23日 21時) (レス) id: 0891d72c0c (このIDを非表示/違反報告)
悪魔たん × みるくてぃ ~(プロフ) - ひな★さん» 応援してます、笑 Wの小説書いてる人少ないので… 笑笑 (2015年7月21日 14時) (レス) id: e98bcf4c29 (このIDを非表示/違反報告)
ひな★(プロフ) - 悪魔たん × みるくてぃ ~さん» ありがとうございます、頑張ります!^o^ (2015年7月21日 14時) (レス) id: 5c3862520b (このIDを非表示/違反報告)
悪魔たん × みるくてぃ ~(プロフ) - 頑張ってください いいい (2015年7月21日 8時) (レス) id: e98bcf4c29 (このIDを非表示/違反報告)
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