「死ね」って言われたから屋上から落ちました。

九階 ページ13

貴方side



あ、教科書ない。

..いつも持ってきてないんだった。

そんなの嘘。

多分誰かが取ったんだろう。


今日は本が無い。

あれ、お気に入りだったのにな。


シャーペンが無い。

あのシャーペン、地味に高かったんだよな〜。


こんな風に毎日、なにかが無くなっていた。

でもお金に困ってないからすぐに買える。



その事に気付いたのか、物が無くなることがなくなった。



でも、形が違いながら私へのいじめがエスカレートしていった。

例えば...


クラ女「今度の体育祭のクラス委員誰がするか決めまーす。」

天「小松さんでいいんじゃない？」

クラ女「あ、いいねー。」

クラ男「はい、じゃあけってーい。」


先生「これ、職員室に運んでくれる？」

天「はーい。」

と、先生が出ていくと。

クラ女「ねぇ、お前が行けよ。翔太くんは私達とおしゃべりするから。」



それとか

クラ女「あの小松って人。カンニングしてるんだって。」

クラ男「え？マジで？」

してないっつーの。


他クラ女「あの子だよ、小松って人。」

他クラ女「あー、！響ちゃんに不快なこと言った人！？」

あの響ちゃん、って誰ですか？

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