缶バッチが三十九個 ページ42
ガチャ
ドアを開けると
今度は前とは違う男の人
「和泉守兼定を回収しに来ました〜。」
だらしないような声でズカズカと入ってくる
『ちょっと、』
「よくもまぁ、こんなに手間かけさせてくれちゃって…」
ソファーに座って俯く兼さんの前に
仁王立ちする。
態度が悪い役人に私は腹を立てた
人の家なんだからもう少しとる
態度があるってものだろう
『その事について、
少しお話があるのですが、宜しいですか？』
少し声がキツくなってしまったが
まぁ良いだろう。
「…何？」
冷たい視線に恐怖を覚えた。
この男はイラついている
下手に刺激しない方がいいのかもしれない。
だけど、
『私が審神者になります。
その代わり、和泉守兼定を初期刀として頂けませんか。』
少し横暴なお願い、もとい交換条件だ。
でもそれ以外に方法が無いのだ。
私の最後の希望である。
どんな過酷な任務でもお受けします。
そう言うと
兼さんは顔を歪め、
役人はニヤニヤし始めた
「へー、
自分は霊力を持ってないのに
よく言えたね。」
『…え…でも、だって、私には彼が見えてるんですよ…！？』
「ふーん、和泉守兼定は随分と
この小娘にご執心と見える。」
この男は何を言っている…？
「お前はコイツに、神力をリンクされてただけ。つまり一定範囲超えたら
何も出来ないただの小娘って事。」
「お前は俺達にとって邪魔なだけだった、
自分では色々考えてたのかも知んないけど」
「…やめろ」
兼さんが低く。静止の声を上げる
だがこの男はそんな事は
お構い無しに話し続ける。
「取り敢えず言えることはただ一つ
お前は審神者にはなれない」
話に若干付いていけない
それよりも
男の言っていることが
何よりも受け入れたくなくて、
何も言い返せなくて_______
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 443人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
姫(プロフ) - 硝子屋梛霧さん» 暖かいコメントありがとうございます!!更新もテストも精一杯やってきますね！ (2017年9月24日 19時) (
レス) id: 4620c91c0f (このIDを非表示/違反報告)
硝子屋梛霧(プロフ) - とても面白いです……！更新待ってます。テスト、頑張ってください！ (2017年9月24日 19時) (レス) id: d7d1167bbc (このIDを非表示/違反報告)
姫(プロフ) - Ryo Inoさん» コメントありがとうございます!!惹かれますか！？嬉しいです^^更新頑張ります！ (2017年9月24日 6時) (レス) id: 4620c91c0f (このIDを非表示/違反報告)
姫(プロフ) - 鶴夜さん» 盛夏服はセーラーなんです。ネクタイがボタンでつける式なので巻かないのか...と少しガッカリしています（笑）更新頑張りますね！ (2017年9月24日 6時) (レス) id: 4620c91c0f (このIDを非表示/違反報告)
Ryo Ino(プロフ) - このお話すごく惹かれます！！更新がんばってくださいねー！！ (2017年9月24日 2時) (レス) id: 6f1e17abd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：姫猫 | 作成日時：2017年6月29日 21時
