鶴の十三声*取り替えっこ ページ14
調合室の住人化した姫鶴side
薬研「姫鶴起きろ!朝餉だ!」
姫鶴「…勘弁して。あんま寝てないの……」
今日も今日とて、私は調合室で寝ていた。
昨晩、遠のく意識で見えたのは、卯の刻に差し掛かろうとする時計だった。
風呂は入った。
入った…よな?←
姫鶴「やーだー!まだ寝たいー!」
薬研「我儘言うんじゃねぇよ!朝餉いらないのか!?」
姫鶴「それもいやー!」
薬研「面倒くさいな!」
引き摺ってでも行かせようとする薬研、
それに対抗して扉を掴む私、
…そろそろどっちが師匠か分からなくなってくるが、私が師匠だ。
燭台切「あああ、やっぱりこうなってたね…;;」
心配で駆けつけてくれた(らしい)光忠が来た。
…イケメンなのにひよこえぷろんってどうよ?
薬研「すまんな燭台切の旦那…引き摺ってでも連れてくから…」
燭台切「いや、君が謝ることじゃないよ薬研くん。
ほら姫ちゃん!寝るならご飯食べてからにして!」
姫鶴「…光忠おんぶして行き帰りしてくれる?」
燭台切「うん、する。だから行こ?」
姫鶴「…なら行く」
私はふらふらと両腕を伸ばし、光忠の首に巻きついた。
……あぁ、
薬研(…せめて、今すぐ打刀になれないのか……!)
光忠(今日も今日とて、徹夜の姫ちゃんは僕が面倒みないと…)
◆
朝餉の後、すぐに突っ伏して爆睡し、
目を覚ますと大広間ではなく、布団の中だった。
…枕元には、【無理は禁物だよ! 光忠】と書かれた紙と麦茶が置かれていた。
光忠ありがとう。また徹夜明けはよろしくね。
時刻はもう申の刻か…
今日は非番だし、もっかい寝ようかな…
「姫ちゃん姫ちゃん姫ちゃーん!!」
姫鶴「グホッ!?」
突然ぶつかってきた猪(←)によって倒れた。
アンタ私より体重重いんだから加減して下さいよ。
姫鶴「…どうしたんですか?主」
稲瀬「取り替えっこ!」
姫鶴「は?」
すみません語彙がなさすぎてよく分からないんですが…
稲瀬「明日っ!麻里ちゃんとこの本丸行ってきて!」
姫鶴「テメェ何言ってんですか」
馬鹿か。貴様は馬鹿かそうなのか。
……知ってた!
稲瀬「いやーさっき○INEでやり取りしてて、どーしても麻里ちゃんとこの
姫ちゃんと話してみたくて!ね、お願い姫ちゃん!ね?ねっ?このとーり!」
稲瀬様はそう言って土下座してきた。
……全く、
姫鶴「分かりました。明日ですね。」
稲瀬「わーい!姫ちゃん大好きー!」
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はる - 何だろう、、わかるようでわからない、、、 こちらこそコメント返しありがとうございます。 (2016年10月8日 15時) (レス) id: f942a4b8b2 (このIDを非表示/違反報告)
ココアサイダー(プロフ) - はるさん» 稲瀬「いやいや違うんだよ!別に私は胸が揉みたいわけじゃない!そこに胸があるから揉みに行くんだよ!」姫鶴「すみませんコイツ馬鹿なんです!!!」コメントありがとうございます! (2016年10月8日 13時) (レス) id: abb1e24d8b (このIDを非表示/違反報告)
はる - 稲瀬ちゃんだれもが羨みそうな胸あるんだから自分の揉めば良いのに、、、 (2016年10月8日 12時) (レス) id: f942a4b8b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫鶴一文字親衛隊一同 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/koyuduki271/
作成日時:2016年10月1日 19時