二十七 ページ27
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「………………は？」
口を開けてアホ面のまま固まる私の目の前で倒れている侵入者(仮)は、転がったハエたたきを広いながら立ち上がった。
「はは、ヒドイなぁ………」
「な、んで………………あんたがここに」
いまいち状況が飲み込めないのだが。
それはサエちゃんも同じらしく、信じられないとでもいいたげな表情だ。
「階級·癸 東峰霧島 あなたの弟子にしてください」
＿＿＿
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ていうのが一週間前。
「で？どいういわけなんですか？」
そんで今は任務前の息抜きの甘味処でしのぶちゃんとお話中。
弟子になった二人のことを話した途端に黒くなった彼女の笑顔。さっきまでの楽しそうな笑顔どこいった？？？
「どうもこうも、さっき説明した通りで………」
「そうではなく、女の子の方は兎も角貴方に付きまとっていた男を弟子にするなんて何考えてるんですか？」
「馬鹿なんですか？」とでも言いたげな彼女に心が折れかけた。
やはり伊黒さんや煉獄さんによって柱のみんなに以前の霧島が認知されてるんだ……
食べかけの団子を口に運ぶ。
「ところで、最近冨岡さんとは会っていないんですか？」
「え？義勇……………？文通してるくらいで最近は会ってないなぁ」
「なんで？」と饅頭を食べるしのぶちゃんに向き直ればため息を吐かれた。解せぬ。
「以前の合同任務でヒメカさんの付きまとっていた男の話題が出たんですが、冨岡さんたら『そうか』で終わりだったんですよ？もう少し心配してもいいと思うんですがねぇ」
「まぁ、義勇だし……………あ、でも今度弟子たちに会いに来る、って手紙に書いてあったな」
「そうですか……………なら安心しました。お勘定お願いしまーす」
「え？安心？あ、ちょはやっ」
スタスタとお金を払って店を出ようとするしのぶちゃんは、去り際に「またお茶でもしましょうね」と言っていってしまった。
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himeka8170(プロフ) - スイロ。さん» ありがとうございます！完結できるよう頑張ります！ (2020年4月28日 8時) (
レス) id: d6a519e554 (このIDを非表示/違反報告)
スイロ。 - 初見、 初コメ失礼します！面白いです！ (2020年4月24日 13時) (レス) id: 8775389a41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沼ってます | 作成日時：2019年11月27日 15時
