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巨人も勝ったし、日本一も真近。





貴「ひっさー・・・おつー」

長「おお。どう、体調は」

貴「うん、もう大丈夫。」

長「おいで。」

貴「・・・これからな、北海道でもいこーかなって思ってる。」

坂「北海道!?なんでや」





あ、いたんか。





貴「うん、メロン食べたいし。」

藤「メロン、買ってあげるよ。」

貴「いいのっ自分で買うの」




他の人から貰ったりしない。

自分から行って自分で買う。

自分で思い出つくりたい。




原「おっ、雲ちゃん。楽しんでいただけたかな?」

貴「ええ、興奮しました。次も頑張ってくださいね?」

原「任せといてっ」





今季、優勝してくれなきゃ嫌だし。

だって、・・・もう、時間ないし。


自分でもわかってる。

今年中には居なくなる、って。






貴「じゃ、私もういくね?」

村「ゆっくりしてけよ。」

貴「時間ないしっ。じゃ・・・・またね。」

長「きをつけろよ」





最後くらい目あわせてよ。

ホントにこれで最後かもしれないんだよ?





貴「うん・・・」

























貴「ぅぅーっ・・・うー・・・・」

坂「・・・・おいっ」



肩で息しながら近づいてくる、勇人。



貴「なに、よぉ・・・」

坂「何ないてんだ、ぼけ。」




お前子供すぎ、と言いながら照れながらタオルを渡す。




坂「また、見にこいよ。やきゅー」

貴「これへんよ・・・もう、無理やぁー・・・」

坂「泣くなっ・・ほれ、苺。」




なんで・・・?




坂「長さんが渡しといてって、コイツにはこれが一番だって。」




知ってたんだ・・・




ちょっと溶けて包装にくっついてる飴ちゃん。




ママの形見みたいなもの。





貴「みんなに伝えて?また、来るからって。」

坂「雲・・・わかった、約束やで?」





小指を突き出されたときは戸惑ったけど、

きっと何かしらの形で見に来れるとおもう。






貴「うん、約束っ。」







満面の笑みで誓うよ。

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設定タグ:鳥谷敬 , 読売ジャイアンツ , 長野久義   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:うさぎ | 作成日時:2014年1月7日 20時

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