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24話 ページ25

「……500!!」




素振りをしていく度にどんどん増えていき




気づけば200回から500回に変わっていた




死にものぐるいでやりきった私はそのまま地面に座り込む





「はぁ…はぁっ…」





真夏かというぐらい額から汗が出てくる





「よくやった!A!」




「は、はい…」




「Aさん、お水です」




「あぁ…ありがとう、千寿郎くん…」





ほんと、千寿郎くん神様




ゴクゴクと勢いよく飲むと、全身に水分が行き渡っている感覚がする





「次は、なんですか?」




「うむ!次は屋敷の裏にある山に行くぞ!」




「や、やま…?」





休憩、という私が願っていた展開にはならず




恐ろしいことが始まりそうな気がしてきた





「やまって…あの山ですか?」




「むぅ?それ以外に山と呼ばれるものがあるのか?」




「いえ…」




「何をするかは着いてから説明する!」





と、スタスタ歩いていく煉獄さんのあとを追う




しばらく歩くこと数十分




お屋敷の裏にある小さな山の頂上まできた





「よし!この頂上から下まで往復してもらう!」




「今歩いてきた距離を往復!?」





それほど大きくない山とは言えども、山だ




1往復するだけでもかなり体力を使うだろう





「走ってここを50回往復だ!しっかり終わったら屋敷に戻ってくるといい。俺はやることがあるからここを離れるが…Aならできると信じている!」




「………」





正直、ここまでで心も身体も限界が近づいていたが




強くなるためだ





「頑張ります」





やるしかない





「よく言った!」





その後すぐに煉獄さんは降りていき、私は一人になった




今はもうお昼は過ぎている




夕方になるまでそう時間はない





「ここは鬼が出ないが、夜までには帰ってくるように!」





といわれてしまったからには、ゆっくりしている時間はない





「……ふぅー……心を、燃やせぇぇ!!!!」





今日一叫んでから私は足を動かし始めた

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向日葵(プロフ) - 葵さん» 葵さん、ありがとうございます!映り方は偶然なんですよ…笑嬉しい言葉!ありがとうございます!! (2021年10月23日 21時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
- 次の小説の移り方がとても凄かったです!それに、物語も違和感無いしとても読みやすかったです! (2021年10月23日 16時) (レス) @page50 id: 6b19049b00 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - イオさん» イオさん、ありがとうございます!!更新頑張ります! (2021年10月17日 21時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - 煉獄さんと夢主ちゃん幸せになって欲しいです😭続き楽しみにしてます!!更新頑張って下さい✨応援してます!! (2021年10月17日 15時) (レス) id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - Riiさん» いえいえ!いつ視点を変えようか迷ってました…遅くなってすみません。。 (2021年9月1日 23時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年7月6日 23時

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