来襲 ページ13
叔父さんに送って貰いながら今までの事やこれからの話をした。
『Aの事を本当の娘のように想ってるよ。さっきも言ったけど、なにか困ったことがあったらすぐに頼りなさい。私達は周りがどうなろうとAの味方で居るからね。』
そう言ってくれ、別れ際に叔母さんと同じようにハグを交わした。
(味方、いっぱいだ…本当に恵まれてるなぁ)
寂しい気持ちや不安な気持ちは鳴りを潜め、今は幸せな気持ちで満ちている。
だから私は大丈夫。
きっと何があっても上手くやっていける。
「ノゼルさんにお知らせしておこう…。」
報告すべき人に報告した旨を書き連ねて書簡を送る。
もう時間も遅い。
一通り準備をして寝る体制に入る。
(今日も色々あったなぁ…)
今後私に平穏な日々は来るのだろうか。
…来る気がしないのは何故だろう。
(せめて明日は穏やかな一日でありますように)
そう願って眠りについた。
尚、この願いは実に数時間後には叶わなかったことを知る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーダンダンダンッ
「おはようございます！Aさん、いらっしゃいますか！？」
けたたましく扉を叩く音と、扉の向こうから聞こえる大きな声で目を覚ます。
「居ます！緊急ですか！？」
緊急事態は時々あることだ。
私の場合、任務からの帰還者の回復などで呼ばれることも少なくはない。
こうして急に叩き起こされてもいつでもすぐに対応出来る状態にはしてある。
すぐさま着替えてローブを羽織りつつ扉の向こうの主へ返事を返す。
状況も把握しようと発した言葉に、何故か言いよどむ相手。
「緊急…でしょうか…。団長も早朝から本部へ行かれているので判断ができず…。」
「？」
準備を終えた私は部屋の戸を開けて相手を見る。
困ったような表情の彼は、困ったような表情のまま衝撃的な発言を落とす。
「銀翼の大鷲団、ソリド様がAさんを出せと表で暴れております…。」
軽く、めまいがした。
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緋毬(プロフ) - メリアさん» 普段は隙が無さ過ぎて見れなさそうですもんね！興味深すぎます（笑 (2019年4月19日 23時) (
レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
メリア - 前髪解いたらどんなノゼル兄様になるのか見てみたいですね！ (2019年4月19日 23時) (レス) id: edc4abbf43 (このIDを非表示/違反報告)
緋毬(プロフ) - モンキッキーさん» いつもありがとうございます♪私もドキドキしながら作ってるので、これからも一緒にドキドキしてください(´∀｀*) (2019年4月14日 23時) (レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
モンキッキー(プロフ) - とても面白いです！読むたびにドキドキさせられます！これからも更新楽しみにしてます、頑張ってください！ (2019年4月14日 23時) (レス) id: c0ef88c023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋毬 | 作成日時：2019年4月14日 22時
